2009年3月
完全帰国まであと3ヶ月ほどとなったある日、Tさんからこんなことを提案された。
Tさんは在住日本人なのだけれど、職業柄、いろんな韓国人とのつきあいがある人だ。
「ボクの知り合いの韓国人が韓服のファッションショーをやりたいんだって。
その中の一つに、『日本人に韓服(チマチョゴリ)を着せたい』というのがあって、
男女のカップルで出場して欲しいっていうのだけれど、
その女性の方にhiromiさんを推薦しておいたから~。」
な、なんですって!?
韓服ファッションショーに出演!?
“韓服ファッションショー”がどんなショーなのかまったく分からず。
Tさんにいろいろ聞いてみても
「ボクもよく分からないんだよねえ~。“紹介してくれ”っていわれただけで
頼んできた人が主催するわけではないしさ~。
ま、カップルっていうんで、男性の方は日本人会会長のOさんを推薦しておいたから
Oさんと二人で出演すればいいじゃない?
こんな機会、めったにないしさ~」
と、お気楽な答え
Oさんと二人なら心強いのだけれど、Tさんにもわからないファッションショーって何?
何が何やらよく分からないまま、あれよあれよという間に出演が決定してしまったのだった。
と、波乱含みの韓服ファッションショーへの出演はこうして始まったのだった。
以下 続く