釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

おばちゃん登場!

2006年05月01日 | 異文化交流
前任者より同じアパートの下に住むおばちゃんが、
日本語が話せる(すごく流ちょうではないけれど)し、
自分が一人暮らしのせいもあって、面倒をよく見てくれるので…とは聞いていた。

言葉ができなくても、日々の生活には不便はないけれど
やはり大事な情報を知りたかったり、相談したいことがあったりしたときには
韓国語ができないと困る。
身近なところに日本語ができる人がいるといいな~と思っていた。
と思っていたら、おばちゃんの方から、うちにやってきた。

どうも何回も来てくれていたらしいけど、なかなか会えなかったようだ。
ちょうどケーキを焼いていたので、おすそわけをすることを約束して
後からお宅訪問。

訪問すると、あれこれ出してくれる韓国式おもてなしだった。
冷凍しておいた柿、オレンジ、コピ、羊羹、干したサツマイモなどなど。
初対面なのに、あれこれ食べろ、これを貸してあげる、
あそこに行ったか?今度連れて行ってあげるなどなど。

子供の頃に日本に住んでいたそうだ。
日本語はかなりおかしい部分もあるけれど、漢字も読めるそうだ。
一人暮らしが長く、子供もいないそうで、寂しいんだろうな~。
だから世話を焼いたり、話し相手が欲しかったりするんだろうな。
しきりに「日本のお母さんを呼びなさい。私があちこち案内してあげる。」と
言うのも、そのせいかもしれないな。

+++++

5月8日は韓国で母の日(両親の日)だそうで
カーネーションを子供がプレゼントするのだそうだ。
7日に買い物に行ったときにカーネーションのアレンジが売られていたので
おばちゃんにプレゼントしようかと思ったけれど、
とても荷物が多くて、持ちきれなかったし、
まあいいかっと買わずにすませてしまった。

その晩、おばちゃんちに行くことになって、部屋に入ってみると
一輪だけ赤いカーネーションが飾られていた。
「母の日だから自分で一輪だけ買った」と言っていた。
一輪だけ赤いカーネーションを買ったおばちゃんの気持ちを考えたら、
なんだか切なくなって、
やっぱり、あのとき買っておけばよかったな~と後悔した。

次の日、職場からの帰り道に花屋さんに寄って、
赤いカーネーションのかわいい花かごを買って、おばちゃんにプレゼントした。
とっても喜んでくれた。
よかった~。

5月8日は日本の母の誕生日でもあるのだ。
日本の母よ、あなたの誕生日は気持ちだけ贈るね。

*画像は韓国のカーネーションのアレンジ。ハデなのだ。





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一期一会 (hiromi)
2006-05-17 08:25:51
コメントありがとー。



そうなんだよねー。

今回の赴任の時にも、しみじみ感じたんだけれど

ニンゲン一人じゃあ、何にもできないんだよー。

周りの人に支えられて生きているんだよ。



だから、その時その時を大切にして、

精一杯のことをしたいものだな~とつくづく思う。

「今度」とか「まあいいか」と思うと

絶対にできない、後悔するってことが多い。



特にここにいると、出会いも多ければ別れも多いので

「今」を大切にしていかないと…と思います。

一期一会だね。
返信する
素敵な話だね (かとうひでお)
2006-05-14 12:53:56
母の日のカーネーションの話、素敵でした。その時しなくちゃ、その時言わなくちゃ、後からでは遅すぎるってコトがある。

僕もそういう後悔が実にたくさんあって、本日只今を大事にしなくちゃと思うようになってきたよ。

今日はあなたのこの記事を読んで、僕の心も少し優しくなってる。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。