釜山より愛をこめて ~From Busan with LOVE~ 

釜山での珍生活の日々・韓国についてをつづります。
日本・韓国両国の友人たちに愛をこめて♪

その5 団体観光客に負けるなっ! 太宗台/2011冬 釜山詣で

2012年07月08日 | 異文化交流

2011年1月4日

太宗台の入り口で記念撮影。
叔母と姪のツーショット。

これでどこに来たのか分かるというもの(^m^)

太宗台の展望台まではかなりあるので、巡回バスに乗ることにした。
足に自信のある人、または、ウォーキングを楽しみたい人は、歩いて行くもよし。
きれいな海の景色が見られるよ。

私たちが乗ったのは、コレ↓

タヌビ号。
電気自動車で、後ろに電車のように車両が連結してある。
この巡回バスに乗るための切符を買いに行くと、ちょうど、韓国人観光客の団体が到着した。

中高年の団体で、30人くらいいたかなあ~。
ツアーの添乗員さんが、何人いるのか数えても、それぞれがバスの出発を待つ間に、オデンを買いに行ったり
オクススを食べたりして、きちんと並らばない。
何度、添乗員さんが、人数を数えてもみんなが動くものだから、かなり適当な数え方だ。
と、いうか
ツアーなんだから最初から何人か分かるだろうに…
この団体に混じっていたら、チケット買わなくても乗れそうだ(^m^)
などと、従姉旦那とボソボソ言いながら、ツアー客に混じって、出発を待つ。
事実、誰も私たちだけが日本人で自分たちのツアーのメンバーでないことに気がついていない。。。

バスの乗車口までに並ぶように柵もあって本来は、そこで並んで待つのだけれど、
待つのが大嫌いな韓国人。それぞれが勝手にものを食べたり、あちこちに動いたりしているのだ。

母、従姉、従姉旦那に
「いい?おばちゃん達が我先にと乗り始めると思うので、負けてはあかん!
こんなに大勢いるけど、ムリムリに自分の席を確保すること。
4人まとめて乗ろうとか、
席を取ってくれるだろうと思ってはあかん。
押しのけてでも、自分の席を確保すべし!!」
と指令する

そうなのだ。
きちんと並んで行儀よく待つなんて、日本人だけだと思うよ。
団体旅行で気分が高揚している韓国人相手にうちの母達は入っていけるだろうか?
もっと人数が少なければ、4人分の席をとることはそれほど難しくないけれど。。。

と、バスが到着した。
その瞬間、みんなが我先にと、バスに向かってダッシュ
「ほら、ここ、ここ!」とか
「○○さん、こっち、こっち!」などものすごい座席争奪戦!
チケットを売っているのだから、定員があるはずで乗れないことはないと思うけれど、
かなりギューギュー詰めで何とか座席を確保した。。。

なんとか無事席を確保し、出発。
周りの景色を楽しんでいると、隣に座ったハラボジ(おじいさん)ハルモニ(おばあさん)の
夫婦らしい人が、私たちが日本人であることに気がついた。

ハルモニと話をすると
仁川(インチョン)から来た、今朝早く出発してきた、このあとチャガルチに行って
国際市場を見て、外島(ウェド)を見て帰るのだと言う。

仁川(インチョン)からバスで来た!?
仁川はご存じ仁川空港のあるところ、ソウルからかなり離れている。
高速道路を使っても5時間くらいかかると思うのだけれど、
このあと、チャガルチ・国際市場に行って外島まで行く!?
しかも1泊2日のツアーだという。。。

外島はご存じ「冬のソナタ」の撮影場所にもなったところで、とってもきれいなのだけれど
釜山港から船に乗って行かなくてはならず、一日かかるのだ。

さすが、韓国のツアー。
これでもか!っていうくらい朝から夜遅くまでギッシリつまった旅程。

外島に行ったことがあるのか?と聞かれたので、
「行ったことがあるし、とっても綺麗なところですよ。」と答えると
ハラボジが「とっても楽しみにしているんだ。」と言う。

そうか。
釜山への旅行は一大イベントなんだなあ~

そうこうしているうちに、展望台に到着。
展望台でちょっと景色を眺めてから灯台に行こうと、そこで降車。
展望台から灯台までは歩いて3分くらいだし。

こんな感じの切り立った岩が見えるよ。

さて、灯台の方で行きますか。
きっとあのハルモニ達もいるはず。。。

到着してみてビックリ!
韓国人団体旅行者なんてどこにもいない。。。
あれ?
いくら展望台に降りたからと行って、そんなに時間がかかっていないし、
灯台で見学していたら、時間がかかるはず。
しかも次のバスが来るまでに時間があるし。。。。
不思議に思った次の瞬間、わかった!

あの団体客は、展望台でも灯台でも降りず、
そのまま一周して出口に向かったのだ!


あ~~、なんてこと!
ここで降りてじっくりこの眺めを見ないまま、車中から見ただけで終わるの?
だから、私たちが展望台で降りたときに、同じように降りようとした人に向かって
「降りないよ~」と言ったんだ。
私は、展望台ではなく、灯台で降りるのだという意味で「降りないよ」と言ったのだと思っていたのだけれど
どこの停車場でも降りずに、そのまま一周するっていう意味だったのね…

まあ、そうでもしないとあの旅程をこなすことはできないわねえ~
とパワフル韓国旅行に感心するやらあきれるやら…

あのハルモニ達の分まで太宗台の景色を楽しむこととしよう。


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