更新履歴:1/2 更新(投薬終了後一ヶ月検診の内容をアップしました)
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発症2匹目:カーターちゃんについて
大阪府摂津市の工場より「保健所で殺処分」と言われているところを保護しました。
事故で片手の先を失っています。
寒い冬の日、暖を取ろうとして、機械か車両のエンジンに挟まれてしまったようです。
ですが、そんなハンディキャップを感じさせないくらい、元気いっぱい猫じゃらしで遊び、ジャンプし走り回ります。
ピョコピョコと歩く姿が健気です。工場でも、その健気な姿に元気をもらう人もいたそうです。
工場では「片足ちゃん」(実際には片手ですが)と呼ばれていた為、「カーター」ちゃんと命名しました。
ちょっとビビりながらも、甘えん坊で食いしん坊です。
↓保護からしばらく経った頃
FIPの診断について
●2021年9月
カーターちゃんの食欲がなくなってきました。
いつもは誰より食いしん坊で、人のご飯を横取りするくらいなのに…。
はぁちゃん(FIP発症1匹目)の時と症状が似ていると、心配になりながら病院へ。
すると心配が的中。胸水が溜まっておりFIPとの診断がおりました。
この時、目の前が真っ暗になり、信じられない気持ちでいっぱいでした。
1匹目はぁちゃんの治療費で貯金を使い切ってしまっており、どうやってもお金が足りません。
周囲には「お金がないのだから、2匹目は無理して治療せず、看取ってやるのも愛情だ」と仰る方もいました。
しかし、はぁちゃんもカーターちゃんも「同じ工場で生まれ育ち、同じ工場から保護した、かけがえのない命です」。
発症1匹目だから、はぁちゃんは助けられて、発症2匹目だからカーターちゃんは助けられないなんて、そんな人間の勝手はあんまりです。
カーターちゃんは工場で事故に遭い、片手を失いながらも、必死に生きてきました。
しかも私は、「はぁちゃん」が投薬治療によって、みるみる回復する姿を見ていました。
このまま治療せず看取ることなんて出来ませんでした。
病院にはなんとか薬代の支払いを待ってもらうようお願いし、投薬治療を開始しました。
治療と経過について
●9/9 胸水が溜まっておりFIPと診断。体重3.7kgに減少。
●9/10 主治医に相談し、メロンX(V)で連続70日間 投薬治療開始。
投薬開始後、数日すると体調がみるみる回復し、ご飯もガツガツ食べるように。
ただし、そこで薬を止めてしまうと再発してしまうため、治療には規定期間の70日投薬を続ける必要があります。
カーターはとにかく食いしん坊なので、薬を粉末状に砕き猫用ミルクに混ぜると、嫌がらずに食べてくれました。
●9/30 血液検査へ。タンパクが8.6と少しだけ高い以外は問題なし。
●10/18 血液検査へ。数値がすべて正常値に!
もちろん体調良好で、食欲旺盛!
●11/17 血液検査へ。ほぼ正常値。
●11/18 規定通り70日目で投薬終了し、経過観察期間に入りました。
治療費の明細について
●カーターちゃんの治療費
・薬代(メロンX,V):629,000円
・通院費:81,740円
カーターちゃん合計:710,740円
↓明細のうち、629,000円がカーターちゃんの薬代です