JEWEL BOX KDC!!

KDCの指導方針について2(重要)

(続きです)

ひだまりメンバーの目的は「ダンスを上手にすること」だけではなくて「ダンスを頑張ることで社会人になっても通用する、地域の元気リーダーになれる人づくり」ですからやっぱり勉強を頑張ることや社会活動、日々の生活をきちんとすることは大事なのです。

ただし、ダンスクラブですから、ダンスに対して正確で最新の正しいことを教える義務はあると思っています。
ダンスが上手になりたいこと、頑張ることと引き換えに日々きちんと文武両立している子供達を考えると、やはりうまくしてあげる努力をすることは指導者の責任であると考えています。
ダンスクラブKDCは設立当初はまだアマチュアとしてそこまでの責任感は感じていなかったのですが、今では地域の中で文化振興の底上げという役割も背負って来たので、そのへんイントラ陣が非常に真剣になっています。
ひだまりスタジオで毎日いろんなカリキュラムをそろえたのも、基礎訓練クラスと応用クラスをわけたのも、そんなニーズに応えるためで、どこへいかなくても、このひだまりスタジオで毎日やっていればきちんと完結出来るように、工夫した次第です。
今では外に行かなくても、いろんなジャンルのダンスを低価格で端から習えるようになっています。
イントラ陣もそれぞれが研究し、自分のレベル、指導者としてのレベルをあげるように心がけているし、お互いに、指摘しあったりしながら切磋琢磨しています。

もし地理的な問題で紹介が必要な場合でも必ず信頼出来る所に紹介するようにしていますから、引っ越し等で通うのに心配な場合などはすぐにご相談頂ければ的確に御紹介致します。
ただしKDCは「人づくり」にも重点をおいているので、ダンスだけ踊れれば世の中どんな生き方をしていいというところがもしあるとしたらオススメしません。
メンタル的にも、きちんとフォローして、子供の成長をきちんと見守る意思のあるところにしか残念ながら御紹介しません。
私は日体協のスポーツドクターとしてスポーツ学会等にいくことがあるのですが
今日本のスポーツで問題になっているのはその点だといわれています
強ければ礼儀も人間性もいらないという風潮はよくない、やはりスポーツマンとしてそこも育てなければ子供にスポーツをやらせている意味がないという指摘です。
まさかないですが(笑)泥棒や詐欺、ひったくり、薬物中毒(いくらなんでもないですが)などの反社会的行為があればもちろん強制退会の規約ができています。
ただ子供の成長過程で何かトラブルがあってそういうことになってしまった場合は、放り出すだけでなく、粘り強く面倒を見ることもあります。
私のクリニックには途中で高校を辞めてしまった子が今立派に看護士になっていたりする例もあるのでそういう話をしながら、人生いいときも悪いときもあるし、回り道もあるよと諭しながらスタッフ総出でひとりが厳しくして、もう一人がフォローしてなどの連携で指導にあたっています。
指導者同士もお互いに連絡を取り合って、役割を確認しながら、誰がどういう指導をするかを決めて進めています。

これがまさにKDCの指導の特色だと思っています。
一重にイントラ陣の子供達への愛情で9年間やってきました
この方針は積み上げて来た連携であって、今も昔も変わりません。
最近はここに部長さんたちも加わってくれてメディカルサポートも入っています。
ただし、メンバーの人数も多く、スタッフの余力にも限りがあるので
「KDCを頼ってKDCに一生懸命通ってくれている人たち」に限定されています。
これが「そこにいる・・・」なのですね。
そこにいてくれさえすれば手を差し伸べられても、いてくれなければ何もしてあげられないですから。

さてそんなことでたぶん私が一番厳しくて、子供にこびる気もない、囲う気もないので冷たく思われるかもしれません(笑)
私は小さい頃から運動しかしてこなかったので、競争の中で自分を強くしてきました。
また受験戦争も何度もくぐり抜けて来ているので
努力することは自分の意思ですること、それをしないのも自分の力、人生の結果も人や世の中のせいではなく自分の実力と思っています。
ただ年もとってきたので創立メンバーからは丸くなったともいわれていますが、それでも「自分のために努力すること」がその人を成長させることだという方針は9年間変わりません。
いきにくいこの世の中を強く折れずに渡っていくには耳障りのいい優しいだけの甘い言葉ではなく嫌なことにも目を背けない、我慢する力強さが不可欠と考えるからです。
私が厳しい分他のスタッフがフォローしてくれているので、
今の所はそれでよしと思っています(笑)

ただその中で人の親にもなったので、やはり子供を見守ることの大切さには気づいています。
子供は子供ですから、親の思い通りになるもんでもありません
子供の成長は人ぞれぞれで、今はおぼつかなくても1年後に素晴らしい飛躍をしていることもあります。
今のイントラ陣が子供達を熱心に教えているのは
そんな子供達の成長を見守るのが楽しくてしょうがないからだと思います。
自分の子供のようにかわいがって、一生懸命育てて、いいときも悪いときも見守り、成長したときには親のように喜び・・・
それはまいう先生に一番いえるのですが
だから辞められない、どんなによたをこいても、反抗されても、それでもやっぱりどこにいても気にして愛情を注ぎ続ける・・・
これはなかなかできることじゃないなあと思います。
仲間ながら頭が下がります。

KDCのインストラクターはみんなそういう熱心さを持っています。
ダンスもうまくしてあげたいし、それだけでなく人としての成長も見守りたい。
自分が親になって自分の子供に親も成長させてもらっているなあと日々思っていますがKDCのインストラクターもそれぞれこの9年でずいぶん成長させてもらったなあと思っています。
ともすればダンスだけ踊れれば他は何でもいいとなりがちな世界ですが
きちんとこの方針だけはぶれずに、守りたいと思っています。

なかなか時間をかけてここまで説明する機会がこの数年なかったので
いい機会なのでしっかり書かせて頂きました
KDCはこういう指導方針をよしと思って集まってくれる人を歓迎しています。
地域でいろんなところに顔を出すため、いろんな憶測が飛んでるようですが(笑)何のことはない、別に変な野望があるわけでもない、これだけです。

幸いTPCNの仲間達は皆さん同じように通ってくれている人たちに対して愛情を持って接しているような団体さんばかりなので安心してお付き合いしています。
今はKDCだけでなく他の地域の団体さんたちと手を取り合って
こんな和を広げて行きたいなと思っている次第です。
自分力、仲間力を育てられる環境をこれからも整備していきたいと思います。
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