ジムトンプソンが滞在した「月光荘」と彼らが礼拝に行ったと思われる教会です。
作家 松本清張「熱い絹」の舞台です。
2年ほど前迄は鬱蒼とした大木に囲まれ、宿泊可能でしたがなんとなく中は薄暗く神秘的で失踪事件も絡み宿泊にはたじろぐものがありました。
ところが今回訪ねてみて仰天しました。周りの巨木は切り払われ雰囲気は一変し明るく広々とし、その日は中国人の結婚披露宴の場になっていました。
下記、ジムトンプソン失踪の顛末の一部をコピーしました。
1967年3月23日、中部マレーシアのカメロン高原に別荘「月光荘」を持つT・G・リン博士夫妻に招かれてジムは友人のマンスコー夫人と共にバンコクを発った。
二人はペナンで一泊した。
月光荘に到着した翌日は、ジムとマンスコー夫人、リン夫妻の四人は、ゴルフをしたり紅茶を飲んだりして過ごした後、めいめい部屋に戻って就寝した。
事件が起きたのはその翌日、3月26日の復活祭の日のことである。この日は午前にタナ・ラタという町で礼拝、麓のゴルフコースで三人と合流、礼拝を済ませ、弁当を取りに月光荘に戻っている。
四人は2時半頃月光荘に戻ると昼寝をすることにし、マンスコー夫人とリン夫妻が自室に戻った。ジムは一人何をしていたか?ここから先の話は推測に頼らざるを得ない。彼は――消えてしまったのだ。