心の運動・胃の運動

Honeyの見たり食べたり…日常画像日記

ベルリン・フィルの「春の祭典」フィルム

2005-01-10 | books&reading
年末に観た記録映画「ベルリン・フィルと子供たち」の中で、
皆が練習していたストラヴィンスキーの「春の祭典」の本番公演の模様を、
同じミニ・シアターで見てきました。

3分間の休憩を挟み、前半がその本番公演で、
後半はオケがダンサーである子供たちに
初めてオケの演奏を聞かせたときの映像でした。

前半は、当然のことながら舞台の上のダンスが中心の映像です。
録音も、ちょっと音域が圧縮された感じ・・・
とはいえ、すばらしい指揮と演奏とダンスでした。

250人の子供たち(素人)とダンスカンパニー(?)の50人、
総勢300人の群舞は、ものすごく迫力がありました。
色彩的には、赤っぽい色が中心で、ときたま青いアクセントが混じるくらいの
大変シンプルな演出でしたが、とにかく「生」のエネルギーがあふれんばかりで、
狭い座席に居ながら、ともすれば一緒に身体を
揺り動かしたくなる衝動に駆られつつ・・・

後半は、ベルリン・フィルだけの映像で、
音も厚みある録音でしたが、
なんといってもミニ・シアターのスピーカーに負荷掛けすぎ。
音が割れて、ちょっとつらい思いをしました。
それでも、この企画は本当に素晴らしかった。

サイモン・ラトルの
「芸術は贅沢品ではない。空気と同じように、人間には無くてはならないものだ。」
という言葉が、いつまでも心に残ります。

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