赤いチンクチェントなので「赤チン」などと呼ばれております。
チンクチェントをはじめて見たのは、多くのチンクファンがそうであるように「ルパン三世カリオストロの城」でした。とはいえ、当時のわたしは小学生ですから、将来自分が手に入れるなんて夢にも思いませんでした。
やがて大学生になり、初代マイカー「GA1シティ」を親父に買ってもらい、悠々とクルマ生活にデビュー。意味もなく走り回っているとき、とあるガソリンスタンドの隣の廃車置場に赤いチンクチェントがおかれているのを発見しました。通るたびに気になって仕方なかったので、一度だけクルマを止めてながめに行きました。外装はわりときれいでしたが、車検はなく、いつもまったく同じ場所に止まっているし、場所が場所でしたから「動かへんやろな」とは思いながら、「小さいなあ」「えぇなあ~」「右ハンドルやんけ」「走行距離何ぼやろ」「扇風機がついてはるぅ~。エアコンないもんなあ」と独り言を言いつつ、実車のチンクにすっかり魅了されていました。とはいえ、手に入れたばかりのシティに不満があろうはずもなく、半年ほどしてそのチンクもいなくなったので、やがて忘れていきました。
その後大学を無事卒業し、「JA71ジムニー」、「G100Sシャレード」、「AX7アルシオーネ」、「JT150ジェミニ」と乗りついでおりました。
その間、毎月のお楽しみはクルマ雑誌の個人売買コーナー。あれでもないこれでもないなどといいながら夜更けまで語り合ったもんです。
その間、毎月のお楽しみはクルマ雑誌の個人売買コーナー。あれでもないこれでもないなどといいながら夜更けまで語り合ったもんです。
あるとき「Tipo」の個人売買のコーナーにAKI師匠のチンクチェント・アバルトが載っていて、わりと近所だったため、ひやかしにいこうとナガイ仙人に連れられていき、でもそのアバルトは高すぎるうえにスパルタン過ぎるのでもちろんひやかしで終わりました。それがいつのまにか、ナガイ仙人とにきさんの間で「かっせにチンクチェントを買わせよう」という空気になっていました。
まさか本気で買うわけないと思っていたのですが、AKI師匠から「格安でチンクを手放したいって言うヒトがいるんだけど」と連絡をもらい、さっそく行って見てさわって乗って「う~ん」。当時個人売買でも100万円前後の値段がつき、店で買えば車検なし現状で130万円ぐらい平気でついていたのに、60万円でいいというのです。「う~ん」と再び迷います。しかも、その赤いチンクチェントは、ずっと前に「えぇなぁ~」と眺めていたあのチンクだったことがわかり、なんとなく運命まで感じてしまったのです。が、結局その日はまた来ますといって帰りました。
やがて、臨時のバイトをしていた私の元に正式採用の内定通知が届き、姉を拝み倒して当座の資金込みで100万円の借金をして、意を決して「買います!」と宣言したのはずいぶんたってからのことでした。
それからのことは「チンクでルンバ」http://www.geocities.jp/hosoude7/hosoude/50001.html
に書いたとおりです。
2005年2月現在の”赤チン”はといえば、元の木阿弥のエンジン不動で車庫の棚になってます(泣)。前と違うのはホコリがかぶらないようにカバーをかけてあること(笑)。はてさて、車検も切れて早10ヶ月の赤チンが復活する日はいったいいつの日か・・・。
に書いたとおりです。
2005年2月現在の”赤チン”はといえば、元の木阿弥のエンジン不動で車庫の棚になってます(泣)。前と違うのはホコリがかぶらないようにカバーをかけてあること(笑)。はてさて、車検も切れて早10ヶ月の赤チンが復活する日はいったいいつの日か・・・。