一般的な銃は「右利きでマスターアイが右目」の人が多いので、
銃床を右肩につけたときに銃身が右目の下になりやすいように
少しキャストオフにしてあるのよりが普通です。
右利きでマスターアイが左目の人がいた場合には、
左目が銃身の下に来るために更にキャストオフの角度を付けた銃床にしなければならないのですが、
それでは銃床の加工にお金がたくさん掛かってしまうので、
我慢してマスターアイでない右目で撃っている人が多いのが現実です。
また、新しいタイプの銃では銃床を曲げるというより、
機関部と銃床の取り付け部分にスペーサーをはめて角度を調整出来る物も出て来ましたが、
完全に左目の下に来るまでの調整までは出来ていないようです。
実は私たちの射撃会にはそれよりも大変な
「サウスポーでマスターアイが右目」のメンバーが一人います。
その人は右利き用の銃を使っているので、慣れるまでは苦労したと言っています。
メンバーの高年齢化が問題となっている私たちの射撃会ですが、
最近になって新規に鉄砲の所持許可を取って一緒に射撃をしたいという有難い(物好き?)な若者が現れました。
しかし、色々な事を聞いてゆくうちにこの若者も
「サウスポーでマスターアイが右目」であることが判明しました。
若者の新規参入が少ない射撃界、
しかもすぐに鉄砲を辞めてしまう人が多い中でどうやって育てて悩みます。