前回のライフル射撃で
Xボルトでは藥室閉鎖が出来ない弾が幾つか発生してしまいました。
私はBARにも使えるようにと
全ての弾をスモールベースのダイで成形しているので
Xボルトに使えないのは不思議に思いでした。
しかし、射撃名人のYさんから
「カートリッジの全長(特にネック)が伸びているのではないかと?」
と、アドバイスを頂いたので、
早速試してみました。
私の持っているリローディングブックはこれ、
その中の308winのカートリッジのデータはこれです。
わたしの持っているノギスでは0.01mの単位は測れないので、
切りが良いところの51.0mmで作成してみましょう。
全長を計測してみると
長さがかなり違いました。
一番左側はXボルトで発射だ来たもので51.0mm以下のもの
真ん中は撃てたけど51.0mmを超えていたもの
そして右側はXボルトでは撃てなかったものの薬莢です。
なぜか撃てなかったものの中でも1発だけは51.0mm以下でした
それでは先ず普通に成形します。
しかし、その後に長さを測ってみると最初とは大分変ってきました。
Xボルトで発射出来たカートリッジでも51.0mmを超えるものが出てきましたが、
でもネックの長さが長いものは出てきませんでした。
それでも薬莢を削りなおしてから成形をし直せはネックの位置が少し変わって筈ですので、
薬莢の長さを揃えるためにケーストリマーを使いましょう。
30CAの時は良く薬莢が伸びていたのを手で削っていたら
指にマメが出来てばかりいたので使っていましたが、
豊和M300が無くなってからは使っていなかったものですね。
こんな感じで薬莢の先を削ります。
手で削るのとは段違いの時間と労力で削れますが、
削った面にはバリが出てしまうので、
最後はやっぱり手でリーマーを使って仕上げます。
あとはもう一度スモールダイに掛ければ完成です
※オマケの話
こちらのフラッシュホール掃除用の部品は
うまく薬莢が掴めないので使っていません。