こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は少子高齢化が進む中で、選挙区割りだけでなく、選挙制度まで含めた
見直しが図られることになるかを占ってみました。
シルバー民主主義や都市と地方格差などの観点から、選挙制度の抜本的な見
直しを叫ぶ人たちもいます。
成年の概念が変わったことで、事実上選挙権が若い人たちにも与えられるよ
うになった一方で、認知症や動けなくなった高齢者票の取り扱いなどもあり
、直接投票だけでなく郵送やネット環境での投票を要求する動きも出ていま
す。
そんな中で様々な形での選挙制度の見直しを政府が行うのか、ゲリマンダー
のような与党や一部の政党に有利な選挙区割りが続くのか、日本の選挙制度
がどうなっていくのかを占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、魔術師のカードの逆位置が出ています。
魔術師のカードの逆位置は混迷や無気力、スランプや裏切り、空回りや消極
性、優柔不断といった意味があります。
このカードの持つ意味からすると、抜本的な選挙制度の変更は難しいことを
意味します。
最近は若い世代に響く政策提唱などもあって、従来よりもシルバー民主主義
的な要素は薄らいでいますが、地方を中心に大きな変革に対する不安や不満
が生じたり、若い世代に既に政治に対する諦めや見切りなどもあります。
これは与党だけでなく、野党にも大きな責任があり、与党野党に関わらず結
果を出せない政治家や政党は消滅していく危機にもあるでしょう。
選挙ごとの投票率も低下し、低下した原因は若い世代よりも高齢者に原因が
あることにまだ気づいていない勢力も多くあります。
仮に抜本的な改革を行ったとしても、日本の風土として決断や実行に至るま
での時間がかかり過ぎることもあって、動き出すまでに人心が離れるという
状況もあります。
こうした中では一部の平等主義者の人たちによる選挙区割りの平等だけが叫
ばれ、選挙で語られる政策は何も実現しないような、消極的で優柔不断さが
示されています。
また、仮に政権や一部の人たちが思い切った改革を行おうとしても、反対論
が強過ぎてできず、かえって無気力になっていく暗示もあります。
日本の風土が変わらない限りはこうした課題に取り組むのは難しいようです。
次に環境条件ですが、隠者のカードの正位置が出ています。
隠者のカードの正位置は経験や助言、秘密や精神、慎重や思慮深さ、神出鬼
没や変幻自在と言った意味があります。
やはり、慎重に行わなければ改革する前に不要な議論に巻き込まれる日本の
弱さもあって、反対の要旨すらわからない不毛な議論を避けるしかありませ
んが、そうした中では識者による制度検討や海外の制度の良い部分を反映す
るなど、様々な取り組みは行っていくべきであることを意味します。
今は与野党とも政争の具としてしか考えていないフシもあって、こうした当
事者が直接関わる事態は取り除かざるを得ないという複雑な状況です。
政治家が政治家の体を為していないという実態ともいえます。
もちろん、真面目に制度改革も含めて取り組む政治家もいますが、権力争い
が与野党とも厳しい中では、政策論や政策実行は二の次以下となります。
そうしたところもあって、水面下での協議・検討が重要となります。
衆院の十増十減の方針が出されても、党幹部が簡単に異論を唱えて勝手な動
きを出すくらいの環境なので、政治家に任せることはできないのでしょう。
本来は政治家は立法の立場であり、法を制定したり制度を作る立場にあるの
が本質ですが、道路や橋を作ったり、利権誘導したり、メディアも巻き込ん
で扇動するような人たちが多過ぎることを意味します。
まずは、必要最低限まで議席を減らし、政治家にもう少し必死さを要求する
ような、与野党に冷や水を与える動きが必要なのかもしれません。