こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は人口で中国を抜き、更に勢いを増しているインドの経済を取り上げ
ました。
BRICSの一員であり、非同盟諸国の中で地味な存在感を示していたインド
でしたが、最近はITを中心とした経済力だけでなく、iPhoneの生産などで
中国に代わって製造でも存在感を高めています。
また、現政権が周辺国などへの政治的な影響力を強めており、中国との間
で衝突も目立っています。
まだまだ実力的には中国に及ぶレベルではありませんが、人口増加や若年
層比率がまだ高いこともあり、英語が通じるという強みもあります。
さて、今後インドは経済力でも中国を凌駕し、西アジアの覇者として成長
するのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、教皇のカードの正位置が出ています。
教皇のカードの正位置は慈悲や連帯、協調や信頼、尊敬や自信、規律や信
条、社会性といった意味があります。
インド自体にも宗教的な対立構造があったり、他民族国家であることから
国内での様々な問題を抱えており、この点は中国や米国とあまり変わらな
い実情があります。
ただ、ヒンズー至上主義を掲げるモディ政権を含めて、多数派を占めるヒ
ンズー教徒と比較的貧しい人たちが多いムスリムとの間での世俗的な争い
は大きくはなっていません。
現状は中国よりも強権的な立場は弱い状況にあるため、昔よりも資本や産
業の自由化が進んだことによって、更に多くの分野で地位を高める勢いを
持っているようです。
教皇のカードは法秩序を表すカードなので、多少は危なっかしい面はあっ
ても法治性の面ではビジネスがしやすい面もあります。
市場としても中産階級が増えており、カーストやムスリムに対する差別も
以前ほどではなくなったところもあって、今後も伸びていく余地は大きい
ことを示しています。
中国を一気に追い抜くだけの勢いではありませんが、今後は伸びも更に勢
いを増していくので、投資先としての選択肢では中国よりも選択しやすい
面があるでしょう。
次に環境条件ですが、運命の輪のカードの逆位置が出ています。
運命の輪のカードの逆位置は急激な悪化や別れ、すれ違いや危機、アクシ
デントや悪循環といった意味があります。
危なっかしい一面がどうしてもある国なので、政治的な対立や複雑な民族
・宗教構造などが悪い方向に進む懸念はあります。
また、政治的な志向を強めることで、周辺国との軋轢が起きやすく、特に
パキスタンや中国との衝突は激しいものになります。
中国がパキスタンと接触を深め、更にインド周辺の地域との経済関係強化
を図る意図もあり、こうしたことで地政学的なリスクとなるデメリットが
常にあります。
また、ロシアとの関係も悪い影響を与える原因となります。
こうした政治的な動きは一気に加速する傾向もあるので、悪い面が見えた
時の対策をどうしていくか、特に中国との関係性は重要となります。
中国とは長期的に色々な分野・領域で派遣を争う関係になります。
足をすくわれないような対応をインドがしっかりと取っていけるか、これ
が重要な課題となるでしょう。