北大柔道部ログ

北海道学生柔道界に激震!

先日の北海道学生白帯柔道大会で会場係を務めました、横森です

 

 


標記大会で、ある選手の登場に激震が走った。

 

 

 

その選手の名前は…

 

 

 

 

 

イ左藤 光軍艹央

(プライバシー保護のため、モザイク加工をしています)

 

本体会のエントリーは約12名、決して多くはないが「北海道の黒帯を持っていない大学生最強」を決めるに相応しい顔ぶれとなった。

 

 

 

 

 

 

第四シードに配された彼だったが、「黒帯取ったか忘れた」と語るその実力はいかに。今後の北海道白帯界隈を占う、恒例にして重要な一戦である。

 

 

 

 

北大は過去、この大会で多くの白帯王者を輩出してきた。昨年の荒田は記憶に新しいが、石川さんや長尾さんもこの選手を皮切りに、華々しい柔道キャリアを進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

今年度の北大からのエントリーは昨年度3位の新野を含む4名。北大生による連覇なるか、新勢力の旭川医科大学が初優勝となるか、今回はイ左藤に焦点をあてて、その激闘に迫る。

 

昨年3位の新野(個人の特定を防ぐ目的でモザイク処理を施しています)

 

 

イ左藤の初陣は2回戦である。開始早々のイ左藤スペシャルで一本勝を収める。その迫力に会場がどよめく。その姿はまるで、2年前に表情ひとつ変えずに北大ですら見せたことのなかった内股で優勝を収めた長尾さんを彷彿とさせる勝利であった。

 

長尾さん(個人の特定はお控えください)

 

 

 

続く準決勝、イ左藤の相手は新野を背負投でゴールデンスコアの果てに沈めた強豪選手である。開始早々、前に出るイ左藤。次の瞬間、イ左藤返で相手を抑え込みこちらも一本勝。この日のために仕込んできた必殺技である。

 

 

 

彼の快進撃ともいえる試合の裏でジュリーを務められた先生方は、イ左藤の無段を疑うと同時にその強さに感嘆していた。

 

 

 

そして迎えた決勝戦、相手は我らが彳余を内股で破った超強豪である。一瞬の油断が命取りとなり勝敗を決する。本日最終試合ということもあり、誰もが固唾を飲んで見守るその会場には異様な雰囲気が漂っていた。ついに、北海道黒帯不所持者柔道最強のタイトルが決定するのである。

 

 

 

 

 

 

私の選手呼び出しに両者が応じ、畳に上がる。試合開始と同時にイ左藤が仕掛ける。彼の独自の技である、サトウ刈に入るも相手はうつ伏せに潰れ、ノーカウント。ここで初めて待てがかかる。やはり決勝戦は一筋縄ではいかない。ここで、イ左藤が勝負に出る。いわゆるサトウタイムの突入である。刹那、イ左藤スペシャル一閃。主審が一本を宣告し、決着となった。一瞬の出来事だった。

 

事前インタビューで不敵な笑顔を浮かべるイ左藤

 

 

 

 

その圧倒的なイ左藤スペシャルに対して、会場にいた、北海道の強豪大学である道都大学の選手陣も驚嘆していた。それと同時にイ左藤との対戦を忌避するような発言もしていた。

 

 

 

 

 

 

イ左藤の快進撃はつづく。

 

 

 

 

 

イ左藤光軍艹央:1992年、青森県に生まれる。幼少期から柔道場のスカウトをきっかけに柔道に取り組み、4歳で青森県制覇、7歳で東北地方制覇を果たす。12歳の時に全国大会3連覇を成し遂げるも、中国の中学校への進学を理由に、同年に惜しまれながら引退。しかし、中学生ながら身長185cm、体重135kgの恵まれた体躯を活かすべく、合唱に取り組む。2020年、コロナウイルス蔓延を期に帰国。2023年、北海道大学入学。同年、合唱界の引退と柔道へ現役復帰を表明。段位は無段だったが、今回の優勝を受けて講道館より四段を授与。2023年、鈴木章賞を史上最重量で賞受賞。


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コメント一覧

八幡の大巨人
動画を拝見したが、長尾と同じかそれ以上の圧倒的強さを誇ってたよね
天地人
実在する人物とは関係無さそうですね
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