柳緑花紅
柳は緑色をなすように、花は紅色に咲くように、
ありのままを受け入れよう
人は一生のうちに流す涙の量がある
そしてその涙の量は、子供のうちに大量に
使ってしまうらしい
しかし・・・
悲しいことがあっても苦しいことがあっても
泣いて甘えられる相手がいない子供もいる
そんな泣けなかった子供は、歳を重ねた時
些細な出来事でも涙もろくなるらしい
子供の頃に流せなかった涙の調整をするかのように
突然の出来事にどれほど驚いているか
茫然自失になっているのは、アタシだ・・・
これから、7日毎に審判が下される
想い出したくなかった過去、
誰にも言えない後悔・・・
全てをさらけ出し7回目の審判が終わりた49日目
眩いばかりの光に導かれるがごとく
その先にある、忘却の河を渡る
渡るためにルールは1つ
河を渡りきるまで振り返らない
次のアタシへ往く為に

子供のころはよく泣いた、今からは想像もできない…
原因はいつも兄弟けんかが多かった
ふたつ上の兄ツカサだ!
小学生の頃は、お兄ちゃんと呼んでいたけど
思春期を過ぎたころから、『ツカサ!』と強めに
大人になった今も強めかどうかはわからないけど
相変わらず名前を呼んでいる。