卓球ボールのプラスチック化が現実となりました 既に複数のメーカーが開発し国際卓球連盟(ITTF)や日本卓球協会の公認を受けています 当分現行のセルロイド製と混在します プラボールは継ぎ目のない一体成型されたものと従来と同じ継ぎ目有の2種類があります 材質の変更と共に外径の許容範囲も変わります 現在は39.5~40.5mm(許容幅1.00mm)ですが変更後は40.0~40.5mm(同0.50mm)になります 加工精度が向上した現在ではずいぶん大きいと思います 事実上の世界標準になっているニッタクは球速を上げ、回転量も上げたい要望に答えて基準値の下限で生産しており他社もならっています スイングスピードが一定の場合回転数はボールの直径に反比例します(N=V/兀D) 手持ちのニッタク3スター10個をノギス(0.05mmまで計れる測定器)で計ったところ39.60から39.70mmで誤差は僅か0.10mmでした 測定のバラつきを考えますともっと小さいはずです 中国製紅双喜2個は39.7mmでした 中心値での直径の新旧比率は40.25/40.00=1.00625 空気抵抗は断面積に比例しますのでその2乗は1.0125 即ち1.25%増 38mmから40mmになった際の面積比約10%増に比べれば小さいですが中国対策で少しでも球速を落としたいITTFの思惑でしょうか 誤差範囲を小さくするなら39.75~40.25mm(許容幅0.50mm)にするべきところです 先日河原スポーツで秋に発売されるニッタクのサンプルボールを見せてもらいましたが明らかに大きく見えました