アイデアリズム idealism daydream

ライトの苦行 その3 "電子機器の簡単な組み立て"のお仕事 その37

 一難去ってまた一難。

「あれれっ?! なんじゃこりゃ~!!」
「綺麗に割れてますねぇ・・・」

 象が踏んづけてもびくともしないと言われるポリカーボネート製の白いプラスチックキャップが、一夜にして綺麗にパッきりと割れていました。

ええっ?! なんでこうなるンだよぅ・・・

 別に触ったわけでもなく、ただ点灯試験を何時間かさせただけで「パキっ」と割れてしまい、返品の嵐嵐嵐・・・。しかもシリコン樹脂でしっかりとシールして防水はパーペキであります。

いい仕事してますねぇ~(CVはもちろん中島誠之助でしょう)

 そンな悠長な事を言っている場合ではなく、あまりにも頑丈にシールしているもンだから、割れてしまったプラスチックキャップを取り替えようにもビクともしません。トンカチで割ってしまったら中の基板までダメになってしまうので(基板は結構高いのダ)、仕方なしに手で強引に引っ張って取るハメに。

血豆がまだ治ってないのに・・・

 厚手の指サックをしているにもかかわらず前回の取り替えで既に血豆だらけの私の手。
 取り替えては付け直し、取り替えては付け直しと、何百となくやり直し作業をしました。指サックの中は血だらけでバンドエイドやテーピングはもはやグチャグチャになっていて機能しているンだかいないのだか分かりません。

しかも無情にもやり直し作業だけでなくフツーに「生産予定(納期)」もこなさなきゃいけないし

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 結局プラスチックキャップが割れてしまう原因が未だによく分からないままなのですが、「キャップの質が悪いっぽい > 部品屋のせいだ」という強引なこじつけで、ナントカ私の怒りを鎮めようとする周りの方々です。

ごめんね、気を使わせちゃったよね

 ま、私は精神安定剤を服用しているからまだオトナシいものの、フツーの人だったらとっくに暴れちゃってるよ、ホント。

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 そんな中、偶然にも「シールした後はすぐに点灯試験をするのではなく、"一晩寝かせて"ある程度シリコンを乾かせばキャップは割れない」という裏技を発見しました。
 最近では裏技を使っているのでキャップの割れは激減しましたが、

裏技使うなんてチートだ(=ずるいプレイの事)

 なんて非難しないでください。現状ではコレしか方法がありません。

っつーか、何か根本的な事を忘れているような気がする

 と思うのは私だけ?!
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