アイデアリズム idealism daydream

"脳を活性化する薬"が米国知識層に蔓延

「脳を活性化する薬」が米国知識層に蔓延:読者からも多数の使用報告
http://wiredvision.jp/news/200805/2008051922.html

 このWIRED VISIONの記事。私は現在うつ病を患っているので興味深いものがあります。

 私は以前リタリン(メチルフェニデート)を処方され服用していましたが、2007年09月21日に製造販売元のノバルティスファーマ株式会社が適応症から難治性・遷延性うつ病を除外する方向性ということで、処方されなくなってしまいました(参考:向精神薬「リタリン」、適応症からうつ病除外へ)。
 その背景にはこの薬を乱用する人が後を絶たないためだそうです。

----------

 うつ病は病気なので休まないと治りません。しかも病状によっては長期にわたる治療となるため「そんなに休めない」と躊躇してしまう事もあるでしょう(その考え方自体が既にオカしいのですが)。

 そこで仕事(や家庭、学校等)と休息の両立をさせ、なんとか頑張ってみたり。

 ただ向精神薬の多くの副作用が困った事に「眠気」。仕事中に眠気に襲われると本当に大変です。十分な睡眠を取っているにもかかわらず注意散漫になったり眠たくなったりします。
 そんな時にリタリンがあればやり過ごす事が出来ます。薬が効いている間はフツーの人として働けるわけです。

 リタリンを処方されなくなってからというもの眠気との戦いが始まりました。薬の種類を変えてみたり量を微妙に調節したりしていますが、根本的な解決方法が見つからず、結局

・たばこの本数が劇的に増えた
・コーヒーの量も劇的に増えた

 と以前よりも健康状態が悪くなってしまいました。

----------

 生まれた時から「たばこ」やら「酒」、「薬」をやってたわけではありませんので本来ならば"やらないにこした事は無い"のは重々承知の助。
 だけれど周りの環境が良いという幸せな人はそうそういないし、うまくいかなくなってしまう時期もあると思います。

 私個人的な意見としては、

・きれい事ばかり言っていたら生きていけないよ
・薬で遊んでるヤツは止めろよな。変に規制がかかるから患者はハタ迷惑なんだよ

----------

 服用した事が無い人のために補足。
 向精神薬は別に「魔法の薬」ではありません。副作用もちゃんとあります。
 とりわけリタリンは「覚醒剤」で「眠気を押さえる」「集中力が増す」一方で、強制的にフル回転させるため頭がすごく疲れ、喉が異常に渇いたり、食欲が無くなったりします。

 SSRISNRIは「気分が多少良くなる」のですが、服用し始めて効きだすまで1ヶ月近くかかり(それ以上の場合もあります)それまでは頭が痛くなったり吐き気が続いたりします(セロトニン症候群と言うそうです)。

 ソラナックス(アルプラゾラム)はリタリンとはちょうど逆の作用で「気分を落ち着かせる」かたわら、とにかく眠たくなります。

 プラスの部分(薬効)とマイナスの部分(副作用)が必ずあり、そのあたりのさじ加減という感じでしょうか。プラスの部分だけを考えていると痛い目にあいます。
 私の頭はマイナスだらけなので、副作用を我慢してでも薬を使って強制的に0へと保っていっているだけなのです。日常生活に支障が出ますので。

----------

 そういうわけで、WIRED VISIONの記事に関して私は(限定ながらも)肯定的。
 薬(やたばこ、酒・・・etc)を飲みたきゃ飲めば良いと思います。
 人は自由意志があるのだから、責任も「自己責任」でお願いします、と言う事で。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「健康イロイロ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事