アイデアリズム idealism daydream

君と僕とは違う世界 "色盲"

ヴェルタースオリジナルのおじいちゃんみたいに誰かアメをくれないかなぁ、「特別な存在」なンて言ってさ・・・

 取りあえず「ヴェルタースオリジナルCMの男の子が可愛過ぎる件について」はこの際断腸の思いでおいておきます。

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 そんな私は「色覚異常」者。ちょっとした特別な存在なのです。まぁ日本でさえ何百万人もいるので"特別"と呼べる程でもないのですが・・・。
 私の場合「石原式色覚異常検査表」で検査しなければ分からない程なので日常生活で苦労した事はありません。

 具体的には「緑の一部」が少し見えにくいようです。名称としてはおそらく「第2色覚特性」(眼科で詳しく検査していないので詳しい名称は分からないのですが)。
 色盲の""という言葉が「見えない」というニュアンスが強いため、どちらかというと色弱とか色覚特性という言葉の方が私にとってはしっくりとなじみます。
 それと言うのも先天色覚異常の種類のまとめの横にあるRGBW[R(Red=赤)、G(=Green緑)、B(=Blue青)、W(=White白)]の図は色覚異常者にはこんな風に見えますよ(色は文字や言葉だけでは到底言い表せないから)と例がありますが、別に私が緑が茶色や黄色、水色に見えたり、赤が黒や茶色に見えるわけでもなく、普通に赤は赤、緑は緑として見えています(私の思い込みでなければ)。

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 パソコンのモニターを通したり、それをプリントアウトしたところで色覚検査に使えない事は分かっています。そうはいってもリンク先石原式色覚異常検査表の一部の数字が何をやっても読めません(逆に正常では読めないはずの数字が読めてしまう事も)。

「(プリントアウトした表で)これいくつに見える?」
「42」
「42・・・私4しか見えないのだけれど・・・じゃ、これは?」
「うーん、よく分からないケド」
「えー、私、2と読めてしまう・・・」

君と僕とは違う世界が見えているんだね・・・

 ちょいと感傷モードの私。

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 今の私にとって微妙な色彩が見えるか見えないかは結構重要な事なのです。
 それというのも、目下「電子機器の簡単な組み立て」の仕事をしていて白色LEDを使ったライトの製作をしたりしています。
 白色LEDは青いLEDの上に黄色い樹脂みたいなの(蛍光体)が載っていて、青+黄=白っぽい色に見えるなぁ~という感じです。白熱電球に青いセロファンをかぶせたらよりいっそう白く見えると思います。

 まぁここまでは別にどうと言う事も無いのですが、白色LEDは「所詮、似非白色」ということもあり、またLEDというチッコイものをグシャッと束ねて無理矢理ライトにするということもあって、些細な色のばらつきでも

変なレインボー色に見えてしまう
均一な明るさに見えない

 のであります。
 一応、LEDのメーカーさんに対して事前になるべく色のばらつきが無いように選別をお願いしていますが、それでもなおレインボー感ヒシヒシ。

本当に選別してンのか、お前らは

 結局、ウチの会社で光らせながらあーでも無いこうでも無いと言いながら選別をするハメになってます。
 お客様からは無茶苦茶な精度を要求されていて、例えて言うなら複数の蛍光灯(もちろん同じ物)を並べて「赤」「青」に分ける感じです。また「エプソン、キャノン、コクヨ等の普通紙をゴチャゴチャにし、シュレッダーにかけてセロテープで元に戻せ」でもかまいません。

蛍光灯や普通紙はどう見たって白色だろう・・・赤や青には見えないンですけれど

 私は一度だけ選別をした事がありますが案の定グチャグチャになってしまい、結局パートナーのSさんにもっぱら頼る事になりました。いと情け無し・・・。
 軽度の色覚特性なので一生懸命訓練すればそれなりに出来るようになるかも知れません。多分。まぁ訓練するだけの時間をハナからもらえませんが。

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・変な声
・変な頭
・変な目
・AB型だし、火星人だし、牡羊座だし、草薙素子だし・・・

 他にもまだまだあるかも知れません。

 「私は個性的なのだ」とか「特別な存在なのだ」「君と僕とは違う世界を見ているんだ」と前向きに自分へ言い聞かせつつ、微妙なマイノリティのおかげで周りの奇異の視線や自分自身のコンプレックスがとても痛く辛いのであります。
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