アイデアリズム idealism daydream

DT-DR20000でSFCのデジタル録画が出来ないよ~


(上から液晶テレビ、DT-DR20000、HM-DR10000の図)

 ウチには何台かビデオがあって、私の持っているのは「DT-DR20000(日立製)」と「HM-DR10000(ビクター製)」で、どちらも「D-VHS」なのです。
 地デジ云々以前の機種なので、地上デジタル放送に対応しておらず、目下「CS放送(スカパー)専用録画機」と化していますが、地上波の番組をあまり見ないので私個人的には困っていなかったのです。
  • ビデオやチューナーが壊れているわけじゃないし
  • HDにこだわっているわけでもないし
  • っつーか、見たい、録りたい番組は大概もともとSDだったりするし
  • ニュースなんかは液晶テレビが地上デジタル放送に対応しているので、そっちでリアルで見れば良いし

(アニマックスはどんな時でも「ドラゴンボール」シリーズと「ガンダム」シリーズはやるっぽい)


(一応、モザイクをかけておいたの図)

 まぁ、ぶっちゃけ「アニマックス」と「キッズステーション」「放送大学」さえ見られればそれで良いのです。

(SFCドラゴンスレイヤー英雄伝説の図 : SFCからDT-DR20000経由しADVC-100キャプチャするのは問題無し)


(DT-DR20000でデジタル録画をして再生するとこんな風にギザギザ画面になってしまうの図。図をクリックすると大きくなります)

 ところで、ふとSFCの画面を録画したいなぁ・・・と思って録画をして再生してみると、
  • なんでこんなにギザギザした画面になっているの?!
  • CS放送やMSXはちゃんと普通に録れるのに・・・
  • っつーか、画面下に緑の線がチカチカしているのは何だろう?


(SFC版WANDERERS FROM Ysの図)


(SFC版サムライスピリッツの図)



(ソフトを変えてもやっぱり録画して再生させるとギザギザしているの図)

 もしかしたら「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」が毒電波を出しているのかもしれないので、「Wanderers From Ys(イース3)」「サムライスピリッツ」で試してみましたが、結果は同じでした。

テストとはまるっきり関係無いけれどSFC版のイース3は色使いが暗い感じがする

(Photoshop CS2でインターレース解除のフィルターをかけるの図)

 twitterでそんな事をつぶやいていると
予想なんですが、液晶画面へインターレースの映像を映す場合ほとんどのケースでプログレッシプ変換とスケーリングを行います。それを単純に走査線のコピーで行っているために2重になっているのでしょう。まあそれ以上のことは分かりませんが。
 と、アドバイスを頂いたので早速インターレース解除・・・って、思いましたがDT-DR20000にそんな機能は見当たらないので、取りあえずギザギザ画面を1フレームだけ切り取り、Photoshopで加工してみる事にしました。
 Final Cut ExpressQuickTimeにも同様の機能がありますが動画だと時間がかかるので。

 やり方は簡単。問題の画像を選択し「フィルタ」>「ビデオ」>「インターレース解除」を実行します。

(インターレース解除の設定の図)

 すると、インターレース解除の設定が出てくるので任意に設定します。設定の値というか組み合わせは実際に適用し「一番納得できる(=自身の許容範囲まで)」何度でもやり直してみてください。

いやー、近頃のパソコンは「やり直し」が出来るから便利だよね・・・

(インターレース解除でギザギザが無くなったの図)

 設定しOKボタンを押すと・・・おお、ギザギザが無くなった!! シャルロットがクッキリハッキリになった!!
 って、喜んでみたものの、よくよく考えてみると、

★ SFCの映像をDT-DR20000経由で(もしくは直接)ADVC-100でビデオキャプチャーすれば良い話であって、
テープに録画してギザギザになった物をPhotoshopやFinal Cut Express等のフィルターでワザワザ直すのは二度手間

 と、気付いてしまいました。
 気付いたついでに、試しにDT-DR20000じゃなくて、HM-DR10000でデジタル録画して再生してみると・・・

あれ、ギザギザが無い・・・ちゃんと綺麗に録画できるじゃん・・・DT-DR20000が単に壊れているだけ?!

(DT-DR20000でS-VHSアナログ標準で録画の図)


(DT-DR20000でS-VHSアナログ3倍で録画の図)

 またDT-DR20000で「デジタル」で録画するのではなく、「アナログ」で録画して再生してみたところ、VHS特有の色のにじみや微細な揺れがあるモノの不快なギザギザは無く、綺麗に録画されていました。

あれっ、正常に録画されてるじゃん・・・おかしいなぁ・・・
 以上の点を整理すると、

DT-DR20000のデジタル録画(MPEG2-TS)の固有の問題(SFCのS端子出力との相性が悪いだけ)

 ということが分かりました。
 ちなみにDT-DR20000の良いところもあって、
  • デジタル録画された映像を再生する時、素早く再生できる(HM-DR10000は再生ボタンを押してから実際に再生されるまで10秒以上かかるときがある)
  • HD、STD、LS2、LS3と多彩なモードがある(HM-DR10000はSTDとLS3のみ)
  • 32カ所予約が出来る(HM-DR10000は8カ所)
  • テープに多少の問題があっても無理矢理再生してくれる(HM-DR10000はエラー画面が表示される)
  • なによりも(メーカーは推奨していないが)安価なS-VHSテープに12時間録画(デジタルLS3モードの場合)できるので、コストパフォーマンスが良い
  • テープなので耐久年数は20年くらい大丈夫らしい
  • 昔録ったVHSも再生できる
 と、そんな感じの今日この頃。
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