ザック・スナイダー、フランク・ミラーの、この二人が要なこの作品。
史実物が大好きな俺には、観にいこうと思ってたのに、すっかり忘れてて、やっとDVDにて拝観。
良かった良かった。かなり良かった。映画館で観たら、もっとかっこよかったんだろうなぁ。と。
戦闘シーンも、手前だけでなく、各々の戦闘が細やかにリズミカルに写るとこや、光の明暗での区別で、立体的に見える感じも良かった。
やはり映像美というか、セピア調でまとめられていて、CGの幻想的なシーンとの融合が違和感なく
歴史スペクタクルの雰囲気を増大させていた。
男のロマン!
史実は激しくも哀しいものなのだけど、礎となる、人の心とは、人数とか合理的とか結果主義とかではなく、
己の信念がどこにあるか、己の誇りをどこに賭けるのか。
というポイントね。
時代が変われど、人が持ってなければいけない部分でもあり、
使い方は人によってさまざまだけど、今作品においても、さまざまな目線のキャラクターが出てるし。
ただ、自分自身としては、このたった300人であったにもかかわらず、立ち向かった男たちの志と魂に震えるね。
スパルタ教育が、日本でも言葉的には昔から知られていた言葉だっただけに、
源となる背景を知ってる人がどれくらいいるだろうか。
戦史時代って、本当に生まれた時から自由なんてものはなく、国のために、家のために。という思想を植えつけられるけど、
洗脳されるけど、自由を選んだ自分からは越えられない何か、それをこういう時代の人物像から学ぶ感じもいつもあるんだよね。
生き方がどうこう言える環境どころか、時代が違うよね。ただ、その中で、何を思ってそこまでやれるのか、という関心と。
ここから!という感じのジェラルドバトラー。まさにうってつけな。意外と活躍シーンは波だったな。
早見優に似てるサラコナー!なレナ・ヘディ。ええええ、今作品でそこまで?!てくらい濡れ場シーンがあってびっくり。
後、他の役者も腹筋も足も長くかっこいい。それと、やっぱりこの編みこみブーツいいねぇ。来夏はやっぱり買おうっと。
隊長は、あれだな、無駄に息子に声かけたりするから、ダメなんだよ。
ちょっとあれ?って感じなのが、ファンタジーアドベンチャーなロードオブザリングとかナルニア物語みたいな
モンスターの登場。んんん、ちょっとしらける。べつに異質な生物じゃなくても・・・・よかったのに。
変な娯楽性をいれようとしたのは、余計だったような気がするけど。ラストのシーンもなんかなぁ。
全体的には血しぶき、肉体切断!がふんだんにあって、とても楽しく
また、史実の勇ましさと哀しみ。後は善と悪が分かりやすく描かれてて、細かいこと抜きにして
じっくり観ることができた作品だった。
■http://idolhappiness.web.fc2.com/hoppy.html