ブラピ×アンジェリーナジョリーの映画の日本版みたいな感じで
ドラマが放送されてた時は、期待していなかった分、なかなか面白かった。
思ったよりも、面白かった。綾瀬はるかのアクション演技もよかった。
ので、劇場版になるということで、期待大で最終回も寂しくはなかった。
おお!というくらい夢膨らませたのが、何年前だっただろう。。。
それから、数年たち、いよいよ観た作品。
どんな形でドラマ版終わったんだっけ???って見ながら、記憶をたどろうとするくらいちょっと退屈な展開。
元ネタも、まぁあるあるな環境問題とそれを阻止するとかそういう話だろうな、と予想したら
割とその通り。
なにより、記憶喪失になってる、っていうスタートがちょっと。。。がっかりポイント。
漫画キャッツアイにおける最終シーンが瞳が高熱になった結果、記憶喪失となり俊が訪ねて来た時に警官と泥棒っていう設定はなくなって
もう一度恋ができる。っていう瞳と俊の最終刑で終幕。のを思い出した。確かあれも海辺だったはず。
っていう感じかな、と思いきや。なかなか記憶喪失時間が長くて。
長すぎだよ。いっこうに話の核に迫らないまま半分は過ぎていく。まぁ、ドラマが基だから仕方ないか。
キャベツの千切りが下手になったあたりで、喪失から覚醒になったと思われる。
そのうえで、二人がどういう道を選ぶかっていうところだったけど、
終盤、目覚めて無双化していく。んだけど、
アクションシーンはすごくかっこいいのに、脚本がつまらない。
敵もたくさんいるのに、とどめをさしてないからか、何回も立ち上がってくる。
そして、最終決戦。撃たれて水面に落ちていくネタは、もうあるある過ぎるネタだし、
撃たれた際のCGが安すぎる。前半のアクションの見せ方はハリウッド映画かっていうくらい
停止とスローの使い分けが上手だったのに、なんだ、この安っぽさは!!!!と。
組織に追われる者は、死んだという事実を作る必要がある、んだよねぇ。
そのあとの小日向さんの、「よくやった」っていうところまで的確に先読みできた。
喪失時代に見てたテレビ番組の貫通箇所が神経系にさわってない箇所であれば、奇跡的にどうもない。っていうくだりも
この後に同じとこやるだろうな、っていう伏線であったのも観ててわかったから、あのネタバラシは事後だけで良かったはず。
覚醒後、色々来た連中をボコボコにしていった綾瀬はるかだけど、前田敦子を取り逃がしてしまう。あれもボコボコにしとかなあかんやろ。
佐野史郎や、鶴見辰吾の見せ場が少なくて、もっと意味ある展開にしてあげないと、っていう感じもあったな。
平和な日常ドラマっぽいところから、の毎回のシーン変化が面白かったんだけど、
今回もそこに焦点をあてたが、ちょっと話が平凡だったかな。とっとと解決して、
この二人がどうなるかの話をもっていったほうが良かったと思う。
西島さんは、まぁ、こういう役まわりが来るから仕方ないんだけど、
他ドラマと同じなので、全然違う好青年ではないキャラクターを演じて欲しいね。
っていうか、スパイと公安の夫婦のだまし合いで突き進むわけなので
協力ではなく、敵対として互いに活躍して、最後に同盟っていう展開でお願いしたい次作。
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