01.Samba (Conga)
やっぱり夏アレンジのオープニングから!グロリアエステファンといえば、この曲でしょう。
コンガがサンバになって再登場♪っていう感じ。
02.Un Nuevo Mundo (Spanish adaptation of "O Homem Falou")
いいね。楽しい夏の朝って感じ。暑すぎない夏の朝に、早起きして、ちょっと出かけて、午前中に楽しんでも
まだこんな時間!?っていうw嬉しい曲ですね。そして、新曲。
03.Cuts Both Ways
ありがちなリメイクアレンジですが、良い感じだな。もともとアコースティックな哀愁さが漂う曲からの、
中米アレンジが強くなって、原曲より朗らかで前曲からの流れもいいね。
04.Cuando Hay Amor
アルバムからの先行1stシングル。PVは↓。陽気で気取らず、作り過ぎなくてとてもナチュラルな南国のPVに仕上がってる。
https://www.youtube.com/watch?v=cUq4I0tWKrA
誰もが踊れそうなピッチとリズムにキャッチーさがあいまって、ラテンPOPの良さが出てる。
実にこのPVと曲の先行視聴から、今作品のアルバムはハズレナイ期待の1枚の予感が滲み出ていた。Amor!
05.Con Los Años Que Me Quedan
よりドラマティックに、ムーディな夏。アルバムMiTierraから。オリジナルがかなり南国なのでどのようにリメイクされたのか!?気になるところだよね。
歌いまわしが、絶妙。この曲のメロディがいいよね。午後のプールサイドにいいねぇ。やっぱり。夏は好い。そういや昔、MiTierraは二色浜のビーチwで流したな。
06.Tú Y Yo
リメイク!スペイン語版。この曲オリジナルもサンセット感がたまらないんだけど、こちらバージョンのイントロも刹那な夏。
そこから始まる曲メロディとボーカルは流れるように優しく、柔らかいから哀しくはない。
07.Hoy
アルバム:UnwrappedからのRappedのスペイン語版。元々もかなり、南国の孤島っていうイメージのアレンジだから、曲の流れ配置からも違和感がない。
テレビ番組:サバイバーみたいなイメージなんだよな、この曲。大地の息吹がこもっている曲。
08.Ayer
いい!!!もともとこの曲が大好き。Mi Tierra。音とメロディと歌詞の響きの絡みが素晴らしいんだよ。POP感にはMUSTな醍醐味であり、核となるところ。
今回版はそこまで重くなく、軽く陽気なあたりが、聴きやすくていい。歌いますね。これも。
09.Rhythm Is Gonna Get You
最大の目玉だった当初。オリジナルのこの曲が!アレンジが!大好きで、今回も収録されてて喜び嬉しいのもあり、入手する気持ちが高ぶるのは必然。
正直、グロリアエステファンのファンになったのはこの曲あたりから。
さて、リメイク!版は、そこまでのダンスPOP感ではないものの、ワイルド南国なアレンジとテンポがあがってて、好きなLounge系としても好い。
10.Mi Tierra
アルバムタイトル曲。リメイクきましたー!今作の流れは、1stシングルからもわかるように、硬く説得力あるものではなく、POPで誰もが陽気になれるようなメッセージがあるから
曲メロディは大映ドラマ的なのに、劇的な展開アレンジは抑えてあり、好い意味で軽くなってていい。
11.Don't Wanna Lose You
元曲がメロディアスなトロピカルバラードから、彼女特有のスパニッシュアルバムのアレンジのように
哀愁めいたサンセット感が満載。
12.Hasta Siempre
こちらは新曲ですかね。どうやら息子さんとの共作の作品。
引き続きスパニッシュバラードなんだけど、メロディとギターが打ち寄せる波のように。ルパン3世のエンディングでもよさげw
13.Más Allá
アルバム”Abriendo Puertas”からのリアレンジ。小さなクラブで歌ってるかのようなアレンジに。
柔らかく優しいボーカルに、ピアノの音が弾き語りのように囁きかける。アウトロがしびれます。
14.Abriendo Puertas
ここでアルバムタイトルの曲がくる。オリジナルはなんだかとてもディズニーSEAっぽい感じなんだけど、今回は伊勢スペイン村みたいなw
15.Get on Your Feet (featuring Carlinhos Brown)
リメイク!ながらも、オリジナルの良い部分が残ってて、良い感じ。コンガリズムとパーカッションがいいね。
ダンスポップ感は薄れるけど、これはこれで由。
16.Here We Are
リメイク!英語版。歌いたくなるメロディがGloriaEstefan&Miami Sound Machineチームの良いところだよね。
スペイン語の歌いまわしも好きだけど、英語版だとなお滑らかにきこえる。
17.Only Together (English adaptation of "O Homem Falou")
2曲目の英語版。グロリアねえさんは、英語もスペイン語もどちらも素敵なんだよな。
これまでのアルバムでもどちらも入ってるアルバムがあったが、そのような形式なのも彼女らしくていいし、違和感もない。
18.Magalenha (featuring Carlinhos Brown)
実は、ここにきて、この曲が今回の一番のフックチューンである。個人的に。この新曲は最近の中米風なアレンジのダンスミュージックに匹敵するくらい
ダンス向け。特に自分みたいなHipHopperには、かなりあがるアレンジとUpテンポと曲。
前曲のReprizeで終幕の形からのボーナストラックなのか。ラスト盛り上がる感じで、この一枚の終幕の美を飾る。
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【総評】
久々の新譜を購入!というくらい、購入したくなる内容のグロリア・エステファンの新作。
新作といいながらも、ベスト盤+新曲。
いや、新曲+リアレンジ過去曲。か。。。。
どちらにせよ、久々に夏アレンジの曲が満載ということと、
好きな曲がリアレンジで、しかも、また夏アレンジっていうこと、
ジャケットがかっこいいこと、
で入手。
やはりグロリアねえさんには、こういう感じで歌ってもらうのが一番だな。
そして、期待通りの作品で大満足。
いち早くアメリカ盤を入手したのは、前の前のMiss Litter Havana以来。
過去作品では、Let it Loose,Cuts both ways,Into the light,Mi tierraが好きなので、そこからの
選抜曲っていうのもまた、いいね。今作のリアレンジ曲。
また、新曲も今のGloriaが出てて、いい。往年のキャリアがあるだけに
無理せず、既存スタイルだけにとらわれず、新しい試みもあって、
これまでにない1作品となってることが嬉しいね。さすが40年以上の人だな、と。
中ジャケットで、さすがに年齢を重ねた感がある写真が掲載されてるが、
うまいくらい表ジャケットはそれをぼかしながらクールな、野生的なデザインになってるのがいいね。
特に、ラストの曲はダンス向けなので、作品最期がUpテンポで終わるのも楽しげでいい。
さりげなく、流しててもOK.南国ムードながらも、大人なラウンジ要素が音色に備わってて良い。
時代の最先端の音を使用していた当時の曲たち。もともと南国系のアレンジでのPOPミュージックから
各時代におけるグロリアのアプローチにより、これまで多彩なアルバム、シングルの作品群をリリースしてきていて、
もちろん、随所におけるベスト盤リリースも挟みながらも
常にグロリアエステファンにおけるスタンダードだったり、新境地であったりする成長がいつも楽しみで。
キャリアが長くなるほど、相応に大人っぽく、好い意味つまらない作品になっていく傾向があるPOPミュージック界の中で
期待を裏切らない今作品は大成功でしょう!と言える。
集大成のような作品でありながらも、新しい、まだまだ今後の嘱望もみうけられるグロリア・エステファンが楽しみだ。
改めて、原版のアルバム作品も聴きたくなり、聴き比べをして違いをみつけるのも楽しい。
夏は終わらない。。。Endless Summer
次は、また、gloria! やMiss Little Havanaみたいなフロア向けのアルバムを期待したいね。
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