まったくの予備知識なしで観た作品。
最初のドタバタコメディ???が続くあたりは、イタリアだけに料理映画なのか?とか、
コメディ映画なのか?と眠くなりそうな進行具合だったんだけど。
どこかしらの軍国主義な香が入ってたなと思ったら、
やがて第二次大戦の中へ。。。。
さきほどまでの、コメディはどこへ???
かわいい坊やに不安を与えまいとする父。
家族と近くにいたいがために自ら収容される母。
なんでしょう、悲劇の結末は知ってるだけに、この親子が助かる道はあるのか???と
シリアスに進んでいく。
父の明るさが、絶えないように願いながら、でもいつまでのこの子供だましが通用するのだろう?と。
また、周りのサポートっていうか、周りがその現実をつきつけないのも、不思議ではあったが。
恐慌中の人のリアルさは、まぁ、さておき。だな。
とにかく主人公のキャラを邁進させる。
やがて、終わりを迎えた頃に。すべてが(都合よく)解決。
捨て身で妻を救いにいったのに、後もう少しだったのにね。
そして、戦車で現れるアメリカ兵。
途中で母と会い抱擁で幕を閉じるという。あくまで悲壮感は潜めきって作られた所はいいね。
まぁ、そこがなかなか泣かせるんだけど。
きっちり描ききってないところがまた良かったかな。やや粗さが目立つけど年代の割には。
イタリア映画ってところでOK.
これと似たような話の明石家さんま主演のドラマ
さとうきび畑の唄を思い出す。
■http://idolhappiness.web.fc2.com/