一番多いご相談がブーストに関するトラブルです。
全く真逆の症状の二件ご紹介します。
一件目はブーストが掛らないトラブル。
こちらの車両は、ダイアグをかけるとすぐに判明しました。
通称白ソレノイド(白いマーキングがしてあります)のトラブルです。
今後のトラブルの予想も踏まえてソレノイドバルブAssy交換いたしました。
こちらのお客様は他店さんにも行かれている方ですが、ホトホト困って来られた様です。
(車がノーマルなのにディーラーでダイアグすらかけて貰えない)
交換後、エンジンをかけてダイアグチェック。
エラーコードが出ない事を確認してお納めいたしました。
二件目はブーストが上がり過ぎるトラブルです。
うちでは2件目の症例ですが、配管抜けです。
本来は、タービンのコンプレッサーハウジングに圧入されていますが、たまに取れます。
ちなみにこのタービンはリビルドタービンです。
一応、購入時には保証もあるきちんとしたリビルドメーカーですが、さすがにここまでは判らないでしょうねぇ。きっと・・。
本来この位置には配管が並んでいます。
別の角度から。
この配管は、アクチェーターに繋がる配管です。
これがその部品です。
本来返しののある部分にはゴムホースが刺さり、ストレート部分は圧入されています。
何らかの不具合(圧入不足?)で抜けてしまい、その為にブーストが上がります。
今回、タービンを外さないで修理いたしましたが、場合によってはタービンの脱着が伴います。
で、これも良くある純正エアクリーナーBOXのひっかけ部が破損していました。
これも、バキュームのゴムホースが裂けて配管抜け。
こちらの車体は某ネットオークションで購入されたらしいのですが、驚く事にこのブースト異常のまま購入されたそうです。
修理後、ダイアグチェック及び圧縮を図りましたが、現時点では異常はありませんでした。
しかし、入庫状況を考え今後の経過を見守る様にお願いいたしました。
今回の車両は、5、6型ですがこの様にトラブルを抱えているのが殆どです。
購入してもすぐにチューニング等はせずに、必ず現車のチェックや油脂類の交換をし、不具合が発見されたら都度、修理をし経過を確認しながらチューニング等の次のステップに移って下さい。
既に10年を経過し、生産中止部品が出始めている車だという事を、くれぐれも忘れずに7を楽しんで下さい。
修理を終えた7は、それはそれは調子が良いですから。
皆で調子の良い7を乗りましょう~♪
最新の画像もっと見る
最近の「トラブル&オーダー集 RX-7(FD3S)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 店長の部屋(482)
- 店長のガレージ(86)
- メカニックのプレイルーム(53)
- お客様の車紹介(35)
- 特選中古車(22)
- イベント(137)
- ドライビングスクール(101)
- トラブル&オーダー集 RX-7(FD3S)(767)
- トラブル&オーダー集 RX-7(FC3S/C)(229)
- トラブル&オーダー集 RX-7(SA22C)(15)
- トラブル&オーダー集 RX-8(SE3P)(84)
- トラブル&オーダー集 マツダ(33)
- トラブル&オーダー集 トヨタ(33)
- トラブル&オーダー集 ホンダ(33)
- トラブル&オーダー集 日産(17)
- トラブル&オーダー集 三菱(11)
- トラブル&オーダー集 スズキ(17)
- トラブル&オーダー集 BMW(16)
- トラブル&オーダー集 etc(47)
バックナンバー
人気記事