オーナーさんの依頼でロアアームのピロボール2箇所を交換する際に印をつけて組んで欲しいという事でしたがメカさんからおかしいと・・。
取り敢えず左側だけ交換し異音が収まったが右側も交換して欲しいと言う事で交換。
こちらも偏心カムが左と同じ位置に。
これは明らかにオカシイです。
偏心カムのガイドから逸脱しています。
オーナーさんと確認仕合い、明らかにオカシイと・・。
ワンオーナーで事故歴がある訳でも無いし、オーナーさんの指示では無い。
とすると施工側に問題があると言う事です。
調整した結果は・・。
見た目からボジティブキャンバーでしたがやはり・・。
メーカーの定める基準から大きく外れていました。
この作業はディーラーさんに依頼した案件で、アライメントの施工は外注です。
なぜこの様になっていたか?
アライメントを作業した担当者の技術不足、センサーの取り付け不備、基本データが他車だった事が考えられます。
また、今回異音がした際リア左側の異音と言う事でディーラー担当者がチェックしているはずなのですが、ここでもこのカムの位置をおかしいと思わなかったそうです。
この位置にされていた為、ピロボールに負荷がかかり前回のディーラー交換時より今回の交換時まで短期間で音がしだした可能性があります。
アライメントと言っても測定はセンサー機器によるところが多いですが、実際の作業においては知識や経験が必要です。
FDのリアロアアームの偏心カムの位置は簡単に確認できますからアライメント施工後は一度チェックして見てください。
