ブローの経緯は、コンプレッションが低くそれを何とかしようとしたのか?
点火系のパーツを入れて止めをさしてしまいました。
オーナーさんは、お金が溜まったらエンジンを載せ替えるとお話をされていましたが、とりあえず動く様にして欲しいと、お客様の友人がどこからか中古エンジンをひっぱって来ました。
また、予算の関係もありガスケットも一部くらいしか交換出来ませんので何かあってもそのままの作業です。
シュートエンジンを想定していましたが、メンバー付き、ステアリングラック付き、パワステポンプ、パワステクーラー付き、エアコンコンプレッサー付き、タービン無しです。
タービンに関しては元のエンジンには社外品が付いているのでそちらを付け直しです。
4人係でおろしました。
こん包を解くとさらにびっくり。
コケが発生しているは、サビ等がヒドイはで、どこに放置してあったのって状態のエンジンでした。
もちろん、使うのはエンジン単体だけですから二重(元のエンジンと中古エンジン)に補機類脱着工賃はかかります。
また、外した部品、パレットは全てお客様に返却いたします。
持ち込みの場合、梱包材や容器、外した部品を当店で処理する場合は処理料が別途かかります。
ショート化したエンジンにポートからオイルを入れて手動で空クランキングさせておいてから
元のエンジンの補機類を移植してエンジンルームに。
元の通りに組み直して空クランキングをして十分エンジンオイルを回してから、エンジンを始動。
取り敢えずエンジンはかかり、クーラントのエア抜きも完了しましたが色々問題はありそうです。
メカさん、作業中に本当は色々手直しや修理をしたい様でしたが予算や日程もあり手を出せず元の状態に戻したと言う感じです。
予算の関係やオーナーさんの事情もあるのですが・・。
現場としてはスッキリしない作業依頼だったと思います。
でままあ、オーナーさんの希望通り、動かせるようには出来たのでヨシとしましょう。
