躁鬱は本人と家族が一緒に戦うもの
躁鬱、双極性障害の症状が深刻になるにつれて、最も大変な本人はもちろん、家族も一緒に戦っていこうという思いが強くなりました。
こうした病気においてまず大切なのが、周りの人が気づいてあげること。
家族と離れて暮らしている人、周りに相談できる人がいなさそうな人には、ぜひ気を配ってあげてほしいです。
定期的に会うのが難しければ、たまに電話をして様子を確認するだけでも違うと思います。
躁鬱と分かったら、病状への理解を深める
もし家族が躁鬱であることが分かったら、病状や特徴をしっかり調べておいた方がよいですね。
躁状態とうつ状態を何度も繰り返すことになるので、そのための対応を考える必要があります。
そして何より大事なのが、しっかりと医者に診てもらうこと。
どうしても身内だと、これくらいの症状は私たちが見守ってあげられる、などと考えてしまいがちです。
でもだんだんと症状が悪化することおもありますし、場合によって精神病院にお世話になる必要がある段階かもしれません。
ただ、難しいのは一緒に住みつつも、できるだけ悪化しないように見守ってあげる段階です。
散財や暴力などが深刻になると、家族も共倒れになってしまいかねません。
躁鬱病に対する基本的な対応の仕方をインプットしつつ日々生活しています。
対応に関してはこちらが参考になります。
ただ、どこかのタイミングで距離を置いた方が良い可能性もあるかもしれない、ということは常に頭にいれています。
家族だから近くにいてサポートするべきと思っていても、それが本人のためになっているとは限らないんですよね。
離れて暮らすようになってから、病気を患っている本人が楽に過ごせるようになった、もしくは特に変化がなかった、ということはザラにあるんです。
できるところまでは一緒に歩んで戦ってみる、でも家族の意思で撤退する勇気も大事。
難しいことですが、この点を意識しつつ見守っていきます。