富貴蘭一直線 Precious Japan Orchid 伝統園芸植物生長記録

神戸市の園芸店で富貴蘭等伝統園芸植物を知る。以後専門店にて入手、自然栽培(冬季一部床の間管理)生長記録

黄金虫 黄金虫(同坪)

2017年10月25日 05時11分46秒 | 古典園芸植物
『黄金虫』


今年(平成29年)の9月に入棚した『黄金虫』
『黄金虫』は昭和初期の香川県で発見され、付けは一文字に近い波型で、
付けのあたりが少し羅紗をかんだようにしわを引き、
非常に葉持ちが良いと富貴蘭辞典等に解説されています。


『黄金虫(同坪)』


平成27年4月に入棚した『黄金虫(同坪)』。
『黄金虫(同坪)』として山口の専門店から入棚し、約2年半経過した葉姿。
付けは浅い月型で、本種ほど筬が詰まらず、すっきりとしています。
葉持ちがどれほど違うか、今後見比べていきたいと思います。
他のブログ等で『針金虫』との名前で紹介されていますが、
蟷螂の死骸からでてくるハリガネムシを思い出してしまい、
気色悪いので『鋼虫』(語呂合わせと本種に負けず鋼のように育ってほしいとの思いで)と仮名しました。

龍泉錦 宝錦

2017年10月22日 06時22分37秒 | 古典園芸植物
『龍泉錦』



平成27年4月入棚した当時の『龍泉錦』
解説~中型親木は葉艶良く、細縞に柄割れしている部分も所々にまじえているものの総体的には粗いベタ柄の目立つ源平気味の派手柄で、子木も親機と同様の柄性に上がってきています。

株分けした子木

今年の10月に株分けした子木


平成28年5月に入棚した『龍泉錦』
解説~本種としては小型な部類の若木で、一見すると葉縁に寄った粗いベタ縞が少し目立つ片柄ですが、全葉共にチラチラと極細縞を交えており種木としては妙味のある割安苗です。
 最初に入棚した『龍泉錦』の葉姿が素晴らしかったので、大阪の専門店へ譲りました。




『宝錦』