普段降りない駅で途中下車。
ぽかぽか陽気なので、のんびり歩くだけでも心地よい。
古くからある感じの商店街。
ふと見ると、どのお店にも可愛らしい絵手紙調のイラストが飾ってある。


一つ一つ個性的なイラスト。
プロの技!と感心させられるのもあれば、お世辞にもうまいとは言えない作品も。
その絵に誘われて商店街の奥へ奥へと入っていく。
聞けば、まちかど絵手紙ギャラリーということで、
ゴールデンウィーク中の企画らしい。
各お店が自分の店をテーマに描いた絵手紙を店先に飾っている。
ほのぼの・・
小さなおまんじゅう屋さん発見。
店先のみたらし団子を買って、商店街の休憩所に座って食べる。
休憩所の壁には街の地蔵さんを描いた色鉛筆のイラストがたくさん飾られている。
ふ~ん、街をあげて、アートな活動に取り組んでいるんだなあ。
更に歩いていくと
江戸時代中期の町屋が解放されている「ふるさと町屋館」についた。
町屋といえば、「うなぎの寝床」と呼ばれる細長い京の町屋を想像される方もあるだろうけれど、
都心タイプではないこちらの町屋は、とてもゆったりとした間取りになっている。
そんな歴史も感じつつ、
中庭で行われているライブを見たり、
家のあちこちにある可愛いアートを楽しんだり・・

そしてね!オリジナルの判子をつくってもらったのだ。
「あなたの名前なら、絶対『舞』の字がいいわ。」
おしゃべりしながら、目の前でささっと掘ってくれる。
すごいなあ。
「こんな風にナナメに押してもいいのよ」
和紙を手に取ると、おもむろに筆でデザインを描いて
そこに判を押してみてくれた。
どう?

ぐふふ。嬉しい嬉しい。
この判押すために、私も絵手紙描きたくなっちゃった。
駅まで戻る道ではたこせん100円を買い食い。
(ご自身もたこに似てきてしまった?・・失礼・・
髪型も表情も豪快なおっちゃんはインパクトありあり)
更に、駅の反対側に展示されていた「タオル絵手紙展」を見て帰る。
街の特産物でもあるタオルを筆にしての絵手紙。
きれいな筆とはまた違うタッチが面白く、
中でも子供たちの作品の力強さに元気をもらう。
今日は全くのNO PLANだったのに、
充実した時間を過ごせた。ほんと、こんなに楽しめるとは思わなかったなあ。
予想以上の収穫に、だ~い満足のぶらり途中下車となったのだ!
☆歩いた駅 南海本線泉佐野
http://www.izumisano-mydo.jp/ (駅前商店街のHP)