スタートから独特の空気立ちこめるこの映画、舞台を観ているような錯覚が・・。
それも少々懐かしいアングラ芝居。
非現実的な作りなんだけれど、不思議にリアリティをともなって迫ってくる。
とにかく、美しいのね。
風景、美術、衣装・・すべて印象的。
なんといっても、安藤政信氏の肉体が絵になる！
ちょっとかっこよすぎるんちゃう？
石橋凌さんは（期待通り？）狂気が滲み出た演技がすごい。笑顔が怖いってば。
個性的な役者陣に圧倒される。
「好きな役者集めて、やりたい作品やっちゃった？」
試写が終わって友人と顔を見合わせ一言。
悪い意味じゃないよ、思わず笑顔でそう言っちゃったんだ。
お金がかかっているという意味とは別のゼイタクさが詰まっている映画。
エンターテイメント的な楽しみ方じゃないけれど、じわ～っと観る映画もいい。
「４６億年の恋」
監督：三池崇史
出演：松田龍平、安藤政信、窪塚俊介、遠藤憲一、
石橋蓮司、石橋 凌／他
2006年８月２６日（土）～ シネマート六本木、
以降シネマート心斎橋 ほか全国順次ロードショー
（写真：頂いた資料から雰囲気をば）あ、タイトルは「恋」ですけど、男しか出てきませんから・・
