堺は線香の町としても知られている。
日本での線香づくりは、約400年前の堺で始まった!んだそうだ。
そんなわけで続いては「香り」の旅。
まずは「梅栄堂」へ。
「香りのセミナーみたいなのがあるから、参加させてもらいましょう」
とディレクターに言われ、上に上がってみれば、
畳のお部屋、着物姿の参加者、凛とした空気・・。
な、なんだか私、場違い??(ドキドキ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/f5/28fdf0a22c1f360524c8646aac743618.jpg)
行われていたのは、「香道教室」
「香道」とは、茶道・華道と並ぶ日本三大芸道のひとつ。
室町時代、東山文化のもと成立したのだそうだ。
歴史とともに作り上げられてきた作法も、もちろんある。
香炉をゆっくり回して香りを楽しむ手順は茶道にも通じる感じ。
ちなみに香道で、香りは嗅ぐのではなく、聞くというそうだ。
ふむふむ・・
わけもわからず座ってしまった私は、恐縮しっぱなし。
順に回ってくる様子を観察。他の人にやっていることをジロジロ観察(必死!)
(そんなキョロキョロしっぱなしの私を気遣って、優しく教えて下さった、先生・お隣の方、お世話になりました!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/ba/130ea43b8f299374d09754003cdf024d.jpg)
この日は組香を楽しむ。
組香とは、超簡単に言うと香り当てゲーム。
でも、単に当てることだけを競うのではなく、
精神を研ぎ澄ませて香りを楽しみ、
そこからイメージされたものを唄に詠んだりと
非常に奥深く、知的な遊びなのだ。
普段こんなに真剣に香りと向き合うこともないので、
新鮮な面白さがあった。
気分は、室町のお公家さん?
だってほら、香道が完成した東山文化の時代といえば、足利義政、銀閣寺!
え~っと、公家・武家・禅宗文化の融合。
武士やお公家さんが優雅に香りを楽しんでいる様子を勝手に想像。
ああ、歴史の重み・・
でまあ、その重みで足もしびれたっと(恥っ)
![yellow15](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ap/yellow15.png)
トホホのまま続く・・