ど~も伊舞なおみです

セット

今日は映像のお仕事。

映像のセットって面白いよね。
舞台とはまた違う美術さんのこだわりに、いつも夢中になってしまう。
舞台には舞台の、映像には映像のこだわりがあり、ウソがある。
ウソと言うと聞こえ悪いかな?
でもね、これが大事だったりするわけよ。

たとえば先日の芝居で
玄関のノゾキ穴をのぞくシーンが何度もあったのだが
実はこいつが大ウソ。
実際には穴など開いてなくて、銀色に光るボルトが埋め込まれているのみ。
いくらのぞいても何も見えない(>。<)
でも客席からはちゃんと穴に見える!
本当に穴を開けるより本当の穴に見えるから不思議。
他にもわざと本物通りにしないことで、より自然に見せる技っていろいろあるのよね(感心)

客席からの目を意識して作られる舞台に対して
映像はカメラ(を通した客の目)を意識して作られる。
ドアップになることもあるから、細かいところも気はぬけない。
でも映らないとこはわやくちゃ(笑)

わやくちゃ↓

わやくちゃ→
←わやくちゃ


カメラ位置が変われば、映り込む風景も変わる。
「ちょっと壁、邪魔」と言われれば
壁をはずす美術さん。
「ここ、廊下がほしい」と言われれば
廊下を作る美術さん。
シーンに合わせての素早い動き。すごいよな。
カッコイイ!

たくさんのスタッフが「ウソ」を、「リアル」に見せるために走り回る。
そだね、それは「ウソ」というより、見せる技術!いや、魅せる技術だ。

そんなこんなで、もちろん私も頑張りました。
さて、どんな風に仕上がるのかな?
やっぱ物作りは面白い・・っす。


セットの居間。ここで家族のお話が繰り広げられたのだ。
あ!お父さんはセットじゃありませんよ!
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