いまいま草evol Level4

平安時代の二大傑僧

今日は会社の身体測定 東京生活でストレスのせいか
体重が増えていた 比例して血圧が上がる
お医者さんに怒られました 

最近朝の電車で 「梅原猛の授業 仏教」という本を読んでます
まあ日本を代表する哲学者さんの梅原さんが
京都の名門 洛南高校で日本の仏教の授業を本にしたもの

宗教とはなにか? 日本人の宗教観とは?
神道と仏教の違い 日本の独特の仏教文化まで
高校生にもわかるようにやさしく説明された内容です

最近空前のベストセラーになっている
”カラマーゾフの兄弟”に記述もあります


その中で面白い話がありました
日本で最初に仏教を広めたのは聖徳太子です
但しこれは豪族や皇族などの政治の世界での話

奈良時代 行基の登場で一般民衆も仏教に広がります

平安初期に最澄・空海の登場で 密教の世界観が
政治の中により取り入れられ

鎌倉時代の 法然・親鸞・日蓮の登場で 
一般民衆に絶対的に受け入れられるのです

その中の空海と最澄の部分で
最澄はすごくまじめな努力家 意見が異なるものとは
徹底的に意見を交わす人だったみたいです
”つまり納得できるまでとことん追及する人”

一方空海 三筆に上げられるほどの優れた文章力
大事を行うためには多少の犠牲はいとまない
”つまり寛容 敵を作らず 天才肌の人物”
 でるとの記述がありました


この対照的な二人の性格ですが
色々なものにあてはまるような気がして

紀元前の中国の 項羽と劉邦
徹底的に敵を倒す項羽と降伏第一の劉邦

わたしの会社の前の関西の部署の2人の
部長の関係にも似ている様な・・・


私は天才ではありませんがどっちかというと
空海の方の性格かなと思います

簡単に言えば最澄の考え方の方がしんどいですよね
空海は事なかれ主義ですが 彼は結果を出す人でした
そこが凡人と天才との違いかもしれん


ただし梅原さんはこうも描いています
最澄は徹底的に話し込むことで 弟子もその意思をくみ
優秀な弟子が何人も育った

但し空海は天才すぎて誰もその意思を告ぐことが出来なかった

これもわかる様な気がします
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