飼い猫ジンジャを偲んで

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飼い猫ジンジャ

2022-10-08 14:00:32 | 日記

令和4年4月25日に静岡県の浜松市にある「NPO法人ねこ家」に預かってもらった生後16ヶ月の飼い猫「ジンジャ」が入居して3ヶ月後にFIP(猫伝染性腹膜炎)という病気で亡くなりました。

7月25日に下記の手紙を「NPO法人ねこ家」に郵送しました。さらに、静岡県の健康福祉部生活衛生局衛生課と静岡県のくらし・環境部県民生活局県民生活課協働推進班にもコピーを投函しました。

一週間後、上記の両局が「NPO法人ねこ家」が管理下になっている浜松市動物愛護教育センターと浜松市役所・市民部・市民協働・地域政策課へと手紙を転送して下さったと知らせてくれました。しかし、9月30日現在、浜松市の両局からは返答はありません。「NPO法人ねこ家」からも対応していただいていません。

手紙の内容は下記の通り。

***

前略、失礼します。

 令和4年4月27日に飼い猫ジンジャ(推定年齢16ヶ月)をNPO法人「ねこ家」(*)に預かってもらった者です。同年7月22日にNPO法人「ねこ家」がジンジャの遺骨を送り返してきました。

 NPO法人「ねこ家」の運営上の怠慢によってジンジャが亡くなったと思っています。

 令和3年9月30日に痩せこけた雄猫を保護しました。2匹の、もと「捨て猫」を飼っているので雄猫の惨めな様子を見て一層心が痛みました。獣医者に「FIV陽性」(いわゆる猫エイズ)と言われて落胆しましたが、尊い命を飼うことにしました。先住猫と接触しないように雄猫をケージに入れて「分けて飼う」ことを推薦されました。

 痛々しい生い立ちにも関わらず雄猫は「シャー」と一回も言わずとても心優しい子でした。高知市の土佐神社の近くで出会ったので「ジンジャ」と名付けました。情が移り切りました。しかし、老夫婦にとっては「分けて飼う」という負担は重すぎてきました。ジンジャは紹介してもらったNPO法人「ねこ家」でもっと幸せになると思って預かってもらいました。健康状態は良好でした。(別紙、ジンジャを預ける一ヶ月前の「血液検査結果」参照)

 7月11日に、電子メールによってNPO法人「ねこ家」からジンジャが「FIP」という疾患にかかった疑いによって入院加療になったと報告してきました。電子メールには「FIPは猫のコロナウイルス感染症である猫伝染性腹膜炎」であり「エイズを発症しますとFIPを発症する可能性は高くなります」と記していました。

 FIPという疾患を初めて知りました。調べてみると、経口感染であり、感染している猫と毛づくろいをし合ったりすると、感染するリスクがあることがわかりました。さらに、若い年齢の猫はとくに危険にさらされています。

 7月15日に、電子メールによってNPO法人「ねこ家」からその前の晩ジンジャが亡くなったことを報告してきました。電子メールには「腹水の病理検査を行って貰いましたが、やはりFIPを発症していました。FIPは若いと進行が早いようです」と記していました。

 ジンジャを預かってもらって翌日の4月28日にNPO法人「ねこ家」から来た電子メールの内容を思い出しました。「ケージに入って貰いましたが、本日、早速、ケージから出てお部屋を自由に歩いています。同室の子達とも問題なく、触れあっています」と記していました。「同室の子達」とは、おそらくジンジャと同じくFIV陽性で「感染症キャリアルーム」で飼われている猫です。そして、7月5日日付の電子メールに記していた内容も思い返しました:「現在、同室の猫さんで腎不全と元々、後ろ脚が不自由な子がいます。ジンジャ君は一緒のベッドにいて、グルーミングしたり、寄り添ってくれています。とても優しい子です」。(別紙の写真参照。左はジンジャ)

 NPO法人「ねこ家」はジンジャが若い年齢でもFIV陽性でもあることを十分に承知していたにも関わらず、隔離せずにFIPが感染する可能性が非常に高い状況に入れてしまいジンジャの死をもたらしたと思っています。

 NPO法人「ねこ家」にジンジャを預かってもらうために「ジンジャ君生涯お預かり寄付金」として入金した62万円の返金を願っているわけではありません。願っているのはもう1匹でもジンジャのような幼い猫が亡くならないようにNPO法人「ねこ家」の運営上の改善です。

 先日ジンジャの遺骨を受け取リました。小さな骨つぼを抱きしめて「お帰り、ジンジャ君。もうこれからずっと一緒やで」と慰めました。

 ご注意を喚起したいと思って謹んでこの手紙を書きました。

 なお、この手紙と書類の写しを下記の管轄事業所にも送りました。

    •  静岡県の健康福祉部生活衛生局衛生課
    •  静岡県のくらし・環境部 県民生活局 県民生活課協働推進班

 よろしくご配慮のほどをお願いいたします。

(*)訳あり猫のパラダイス事業特定非営利活動法人ねこ家
   静岡県浜松市天竜区佐久間町川合610-3

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別紙、ジンジャを預ける一ヶ月前の「血液検査結果」参照

別紙の写真参照。左はジンジャ



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