奇妙な彼女に出逢った

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神のお告げ

2024-05-20 20:57:00 | 日記

神のお告げ


康二は暫くぶりに定時五時に仕事を終えた。会社の駐車場に向かい愛車のドアを開けた瞬間に、トントンと足跡が聞こえる。マドンナの浩美だ。咄嗟に康二の口から意外な言葉が発せられた。

康二「リックマーティンの音楽CDあげるよ浩美さん」

浩美「ありがとう」

康二「それ、郷ひろみのアチチよりいい洋盤だよ」

次の日。康二は浩美とすれ違った。

康二「昨日のCDよかった」

浩美「すごく良かった。でも、私、郷ひろみの大ファン。ディナーショーにもいくわ」

康二と浩美の運命の相手を匂わすこの出来事。ふたりは、一年後に社内恋愛で結婚した。


超短編デビュー作


花見

2024-05-20 01:43:00 | 日記

花見


康二「敏夫先輩は今日は仕事休みですか」すると倉吉さんがやってきた。今日は上野公園で花見だ。場所取りに朝から行ってる。

倉吉「上司には内緒だぞ」

仕事が終わり、社内の連中は上野公園にすると、マドンナの康子さんが可愛い女性友達を連れてきている。康二は、酒をがぶ飲みした。そして、その友達を捕まえて。

康二「康子さんが。めっちゃ好きでね」もう2時間もネチネチ康子論を友達に語っている。

倉吉「康二君よもうお開きにするよ」康二は酔い潰れている。うつろな目で、お先に失礼します。上野駅から山手線を何周しただろうか、目を覚ますと、池袋駅。終電だ。目黒まで足がない。康二はタクシーと言う言葉を忘れて歩い


て目黒まで向かう、部屋に帰ると朝日が差し込んでいる。康二は次の日。康子と目が合う。

倉吉「康二。昨日の出来事は覚えてるか」

康二「いや。まったく覚えてません」その横で笑みを浮かべる康子であった。一年後、二人は社内恋愛で結婚した。


超短編デビュー作


恋愛小説〜セックス 書き出し

2024-05-16 04:56:00 | 日記

小森孝太郎59歳のセックスは淡白である。自分さえ良ければ満足する。セックスの所要時間は五分だ。それにしては孝太郎は女性にモテる。それもそのはずだラブホテルに誘わない。そんな孝太郎の七番目のお相手は田上照美45歳。バツイチ。孝太郎は手が出ない。セックスの概念は心得ている。そんな孝太郎の六番目の相手。坂上美玖30歳との初デートで珍しくラブホテルに直行した。


超短編デビュー作