自分の人生に影響を与えた本は
レイモンド・チャンドラー著
「プレイバック」です。
チャンドラーは
著名なアメリカのハードボイルド小説作家で、
タフですが人間味にあふれる主人公の私立探偵
フィリップ・マーロウに学生の頃強く憧れ
代表作「長いお別れ」からとりこになりました。
全くサマにならないのに
西麻布のバーのカウンターで
マーロウを真似て
独りギムレットのグラスを傾けたり、
同じくマーロウファンの友人と
「さよならを言うのは少しの間だけ死ぬことだ」
と訳されたかっこいいセリフを
「少しの間」より「少しずつ」と訳した方が
いいんじゃないかなど談義したことは
今でも覚えています。
色々な訳し方がされCMにも出ましたが、
「プレイバック」内の
「男は強くなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない」
の名セリフは心に深く焼きついており、
ただ私自身はこの文章の後半を、
「資格」ではなく「意味」と訳して心に刻みつけ
きっと一生忘れることはないでしょう。
「この空虚な気持ちはアルコールではいやせなかった。
この空虚な気持ちをいやすものは何もなかった。
誰からも何も求めないかたくなな気持ちだけが
ただ一つのよりどころだった」
芯から疲れる事件をやっと解決し
一人ぼっちの殺風景な部屋へ帰って来て
そう思った時に
想いを残していた女からかかってきた電話。
文章やマーロウのセリフが
ため息が漏れるほど
研ぎ澄まされていて
自分の人生の原点ともいうべき2作品です。
レイモンド・チャンドラー著
「プレイバック」です。
チャンドラーは
著名なアメリカのハードボイルド小説作家で、
タフですが人間味にあふれる主人公の私立探偵
フィリップ・マーロウに学生の頃強く憧れ
代表作「長いお別れ」からとりこになりました。
全くサマにならないのに
西麻布のバーのカウンターで
マーロウを真似て
独りギムレットのグラスを傾けたり、
同じくマーロウファンの友人と
「さよならを言うのは少しの間だけ死ぬことだ」
と訳されたかっこいいセリフを
「少しの間」より「少しずつ」と訳した方が
いいんじゃないかなど談義したことは
今でも覚えています。
色々な訳し方がされCMにも出ましたが、
「プレイバック」内の
「男は強くなければ生きていけない。
優しくなければ生きている資格がない」
の名セリフは心に深く焼きついており、
ただ私自身はこの文章の後半を、
「資格」ではなく「意味」と訳して心に刻みつけ
きっと一生忘れることはないでしょう。
「この空虚な気持ちはアルコールではいやせなかった。
この空虚な気持ちをいやすものは何もなかった。
誰からも何も求めないかたくなな気持ちだけが
ただ一つのよりどころだった」
芯から疲れる事件をやっと解決し
一人ぼっちの殺風景な部屋へ帰って来て
そう思った時に
想いを残していた女からかかってきた電話。
文章やマーロウのセリフが
ため息が漏れるほど
研ぎ澄まされていて
自分の人生の原点ともいうべき2作品です。
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