世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

喜多方探訪

2016-05-06 14:08:04 | 旅行














































































朝から小雨降る五月のある日

福島県の会津地方を訪れてみた。


江戸の昔から会津若松と米沢を結ぶ街道に位置し

物資の集散地として栄え

商い品や物資の蓄えや、醸造や漆器の生産にも適した

蔵が多く立ち並ぶようになると

それを造る職人も多く集まるようになった。

蔵は火災にも強く、大事な商い品を守るうえでも

重要視されたのだろう。

また、男として生まれたからには蔵を持つことが

ステータスでもあったことから。

この町は蔵の街として知られるようになる。

その名残で今も蔵を多く残すこの街は

突然タイムスリップしたような街でもあった。





また、全国的にはもしかしたらラーメンの街としての方が

馴染みがあるかも知れない。

街には多くのラーメン店が立ち並び

それぞれの味を各地から訪れる観光客に提供している。

中でも老舗のラーメン店では

土日・祭日ともなると、早朝から長い列をなし

開店を待つなどと言った光景も珍しくないという。


ならばということで、

長い列に加わり、待つこと30分。

自慢のラーメンを食してみた。


昔ながらのあっさりとしたスープに

ちじれて、モチモチとした太めの麺が絡み

うわさ通りの美味さであった。


日に数えきれないほどの客をさばく

店の従業員たちの動きにも隙はなく

常にそれぞれが機敏にこなす姿も気持ちよい。





今回は別の目的のついでと言っては、なんであるが、

短い滞在で街を堪能するまでには至らなかった。

内部を公開する造り酒屋や

蔵を改造した洒落たカフェにも立ち寄りたかったが

それはまたの機会とすることにした。



今回は街のほんの中心をブラブラしただけであるが

次回は鉄道を利用して周りの街にも足を伸ばし

今回とはまた違う魅力に出合えることに期待をしたい。















Posted by I.Tachi at May 6, 2016

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