世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

13:10発、雪景色

2015-02-03 14:56:17 | 日記






















































































































































高く積もった雪の壁をぬって静かに

走り抜けるディーゼル車両。

エンジンの音もレールのきしみ音も

雪の壁に染込ませ。

わずかな枕木を打つコトコトという響きだけを残し

2両の列車は通り過ぎた。



グレーの空にはトンビが頭上を何度も旋回して

彼方に飛び去った。

まだまだ、雪深く春を思わせる色の無い世界。


白い雪が覆い尽くした

その下では春を待つ多くの生命が

芽吹く春のためにじっと身をかがめ

生命を蓄えているのだろう。


じっと、じっと、粘り強く・・・
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