秋晴れのもとちょっとドライブに。
開け放した窓から流れ込む風が心地よい。
気が向けば道をそれ草影にクルマを停めてみる。
澄んだ秋の空気を吸い込むと
畑で採れた沢山の野菜を押し車に積んで
坂をのぼってくるおばあちゃんが見えた。
あまりに重そうなので手伝うと
深い皺の顔がほころんだ。
とても素敵なその表情に思わずカメラを向けると
さらに嬉しそうに大きく微笑んだ。
歳をとり重い野菜を運ぶのもままならなくとも
野良仕事に出ることに誇りと幸せを感じるのだろう。
どんなに歳を重ねても自分の仕事がある。
それは、
人間として生きるうえでの本当の
幸せなのかも知れないと思った。
分かれに何度も手伝ったお礼を言ってくれたおばあちゃん。
本当はおかげで元気をもらえた、
こちらがお礼をしなければならないんだね。
Posted by I.Tachi at September 16, 2015