世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

爽やかな風のように

2015-09-16 14:05:12 | 日記












































































































































秋晴れのもとちょっとドライブに。

開け放した窓から流れ込む風が心地よい。

気が向けば道をそれ草影にクルマを停めてみる。




澄んだ秋の空気を吸い込むと

畑で採れた沢山の野菜を押し車に積んで

坂をのぼってくるおばあちゃんが見えた。



あまりに重そうなので手伝うと

深い皺の顔がほころんだ。

とても素敵なその表情に思わずカメラを向けると

さらに嬉しそうに大きく微笑んだ。




歳をとり重い野菜を運ぶのもままならなくとも

野良仕事に出ることに誇りと幸せを感じるのだろう。




どんなに歳を重ねても自分の仕事がある。

それは、

人間として生きるうえでの本当の

幸せなのかも知れないと思った。



分かれに何度も手伝ったお礼を言ってくれたおばあちゃん。



本当はおかげで元気をもらえた、

こちらがお礼をしなければならないんだね。















Posted by I.Tachi at September 16, 2015
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