世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

トンビとゲンビ

2016-05-03 12:06:19 | 日記



































































































薫風かおる皐月の空を

悠々と旋回する鳶が見下ろす

その下を現美新幹線が通り過ぎた。



ラッピングされた車両

車内にはアートの展示、

現代美術をまとった新幹線車両ということらしい。


現代美術の定義は難しいが

同時代性を求め、

古典的な美術や芸術概念に

囚われない前衛的なおかつ

斬新な芸術表現を「現代美術」と呼ぶらしい。



美術館に並ぶ絵画や彫刻を鑑賞するといった

固定的な観念の外で

軌道車にそれを持ち込んだこと自体も

新しいといっていいだろう。


アートへの関心の敷居を下げるといった意味合いにおいても

それなりに意義はあるのだろうが、

思うに、まだまだ平面的な芸術展示に留まっており

もっと斬新な何かがあったのではと

多少の不満はあるが、


お固い企業がここまでやりだしたと言うことでは

一応の評価をしたい。












Posted by I.Tachi at May 3, 2016
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奥会津をゆく | トップ | ああ、捕まっちゃった。 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事