













好天に恵まれた休日の昼下がり
久しぶりに妻を誘い裏山へ。
普段の運動不足か
少々あごを出す妻を従え
歩を進み
途中の東屋まで辿り着くと
今年の少ない積雪で
雪に埋もれること無く
お地蔵さん達が出迎えてくれた。
少ない雪とはいえ、長靴だけでは
先人の誰かが辿った足跡をちょっと踏み外せば
深く抜かるんでしまうほどだ。
妻はキャァ、キャアと何度も奇声を発しながら
不断の運動不足とバランス感覚の無さからか
雪との格闘を繰り返す。
それでも、立った山の頂では
街が一望できる眺望が広がっていた。
標高にすればたいした山でもないが
休日に妻と連れ添って歩くにはちょうど良い。
気が向けばいつでも、
そこに山が有り、こうして楽しめることが嬉しい。
そんな里山に感謝をこめて冬の束の間の
好日を楽しむのであった。
日々是好日なり
