世界の中の極々小さな断片

田舎暮らしの日常と地元を走るローカル線を短いエッセイと写真で綴る。
※ブログのタイトルが変わりました。

そこに在る理由

2015-06-01 18:29:31 | 日記




































































納屋で古ぼけた道具

庭の片隅で朽ちるのを待つ金物

ペンキが剥げ錆びた階段の手摺

乗る子どももなく風に揺れるブランコ

みんな、みんな忘れ去られたモノたち

ただひっそりと佇むだけ



まるで世の中の片隅で生きる自分のよう

かつては頼られ一生懸命に働いた

歳をとり若い世代とのパワーや

ハイテクを操る技術はないが

長い経験と言葉にはできないノウハウを持っている

デジタルではわからない本物も知っている

しかし、そんなことなど

わかる人間も少なくなって行くのだろう。

それが進歩と言うのなら

あえてローテクと言われてもいい

いま自分ができる精一杯の手仕事で

自然と寄り添い暮らして行きたい。



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニャン! | トップ | 蛙鳴く郷の野辺 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事