子どもの頃に初雪が降ると
無性に雪でダルマを作りたくなったものだ。
この雪だるま、
世界各国で似たものがあり、
日本では雪の丸い固まりを
2段に重ねるものが普通だが
海外に行くと様々なものがあり
一般的に認知されているのが
いわゆる「スノーマン(雪男)」なのである。
日本のそれは手も脚もない「達磨さん」であるが
いっぽう「スノーマン」には手と脚がある。
だから上から頭、
次いで胴、
そしてしっかりとした脚の
3段重ねになっているのだそうだ。
このように様々な雪だるまがある中で
東洋的文化において2段に重ねたものは
日本と中国だけのようである。
というのもアジアにおいて
雪の降る地域は少なく
殆どが亜熱帯に分布する地域では
作りたくても作れないという側面がある。
しかしこうして、「雪だるま」一つとって見ても
世界では様々な形態や成り立ちがあり
そういうことを知ることも面白い。
人生を長く生きてきたが
当たり前と思っていることでも
国や地域、人種が違えば
色々な文化をあるのだと知り、
まだまだ世の中には
知らないことの方が多いのだと思えた。
Posted by I.Tachi at January 22, 2017