国とは川の流れのように時代と共に
一滴の水が集まり
また分かれては、また交わり
やがて大きな大河へとなって大海に注ぐようなもの。
幾多の争いで分断しては
また争いで大きな国となった。
いつの時代も
その戦の犠牲になるのは
名もなき民である。
碑にも遺されない
多くの民百姓たちが遺したものは
夏の蒼い大空に向かって伸びる
稲を育てる豊穣な大地だけ…
幾多の犠牲のもと受け継いだ
私たちが護るべきものとは
このような景色に刻み込まれた
先人の魂なのかもしれない。
Posted by I.Tachi at August 11, 2015