盆前に鬼ちゃんから『櫛田川でスラローム大会があるけど一緒にでませんか?』とお誘いが。人と争うのが苦手な僕だから断ると思ったらしい。スラは興味あったし櫛田川なら近場といえる。何よりここならかおさんが応援にきてくれるかもしれない。二つ返事でOKして翌日には申し込み完了。
練習期間は1ヶ月しかない。ゲート感覚をつかみたいと広瀬に行ったが台風前でゲートがない・・・豊川では流木を回転場所に見立てて・・・亀尾島川では垂れ下がったツルをゲートに見立てて練習した。仲間からも動画を送ってもらったり、助言をもらったり。前日の14:00から本物のゲートを使って練習できるようだから前乗りしよう。
9月2日 7:30に豊橋を出発。一般道でも昼には着くだろうと思っていたらあちこち渋滞で14:00に飯高道の駅に到着。ゲート設営ができてないのでのんびりと支度した。上流でウォーミングアップしていたら半分の6番ゲートまで使っていいらしい。早速1番ゲートに飛び込むと勢いで大きく流される。2番へのフェリーも1回目は届かず。ここが核心だと集中して練習した。あんまり頑張ると明日の体力がなくなるので僕だけ早くあがって飯高の湯へ。
今日のお宿は車で20分くらいの場所にある須原親水広場。去年は新型コロナで閉鎖されていたが今年は大丈夫。広い広場でトイレも綺麗。残念なのは広場の草が刈られてない場所がある。蚊やブヨにやられるので芝生並みに刈られている場所にテーブルを広げた。鬼ちゃん、加トちゃん、かおさんに加えてリナさんと僕の5人で楽しい夜は更けていく。
蓮ダムの放水量を確認すると14t。今日の練習時が6tだったからウェーブも水の勢いも全く違う。気づけば周囲のテントは消灯していて僕らもおやすみなさい。
翌朝は5時に自然に目が覚めた。ちょうど日の出の時間で空は紫に染まっていく。
朝食はかおさんがホットサンドを用意してくれた。それを僕がせっせと焼いていく。最初は耳が焦げたホットサンドも最後の1枚は上手に焼けた。
受付8:00に間に合うように7:30に出発して飯高道の駅へ。川は案の定濁って水も多い。艇を芝生広場に下ろして駐車場に車を止めたら受付を済ませておく。ゼッケンは7番。
8:30開会式が終わると9:00から1時間コース練習できる。
1時間も練習したら疲れてしまうので9:30くらいに川に入る。1,2番ゲートは昨日よりも難しくなっていた。ここさえクリヤできたらあとはなんとかなるだろう。練習中に上流ダウンリバーしてきたかおさんとやっちゃんも応援に駆けつけてくれた。O林さんまで。
午前の部、1回目のアタックで僕の順番がきた。5、4,3,2,1,Go!で飛び出していく。白波が立つ第一ゲートへ。アップゲートなので下流に回り込んでゲートに入るつもりがエディーの流れに押されてゲートから出そうになる。慌てて艇の向きを修正すると流れに押されてひっくり返った。ロール2回失敗して頭によぎったのは絶対に沈脱できない!3回目は落ち着いて上がれた。ゲート6個不通過なので50秒X6で300秒のペナルティ。2回アタックして良いほうのタイムで決まるから気を取り直して昼メシにしよう。ボリューム満点のからあげ弁当だった。
午後2回目のアタック。5、4,3,2,1,Go!今度はゲートに当たってもいいから漕ぎ上がるつもり。ゲートに当たらず1,2番クリヤ。あとは楽勝だ!と思いきや、5番から6番へのフェリーの長いこと。ここで体力を使って6番から9番のダウンゲートは左腕が上がってない。10番アップゲートは手前にエディーラインがあるのに気づかずアプローチしたら艇が失速して止まった。僕も力つきて手が止まってしまったが力を振り絞って10番から11番のフェリーを頑張ります。
結果はブービー賞で小学生にも負けてしまったが楽しい大会だった。たくさんの声援と動画撮影ありがとう。
大会後は加トちゃん、鬼ちゃんと3人で飯高の湯に浸かってのんびり。
わらしべさんでタイヤキをいただいて帰途についた。
第4回香肌峡カヌー大会 2023.9.3