5:00 あんき屋さんの駐車場からスタート。
平湯キャンプ場で板を履いてシール歩行開始。
いきなり道を間違えて大滝川沿いに進んでしまったのでキャンプ場内に方向転換。
最初の急登地点は沢が消えていないので脇を登って行く。
ここは上部が狭く、斜度が増すので半分くらい登ったら右側の尾根に登り上げる。
6:15 ひとつ目の急登が終了。なんだか去年より遅いぞ!
緩斜面の疎林を進むとふたつ目の急登になる。登り上げると緩斜面を進む。
7:00 大滝川渡河地点。去年より20分も遅いじゃないか。
上から渡河する大滝川を覗くとスノーブリッジがない。
一か所だけ繋がっていそうなところがあったので行ってみるとやはり繋がっていなかった。
1mくらいジャンプすれば渡れるので板を対岸に投げてから飛びついた。
台地への登り上げがまた難儀。
幸いにも雪は固く締まっていたのでクトーを効かせ、ウイペッドの助けを借りて登り上げた。
台地を上って行くと沢が見えた。こんなとこに沢なんてあったの?いつもは雪の下なのだが。
8:50 遙か先に四ツ岳頂上が見えた。
休憩しておやつのバウムクーヘン。コーヒーと合う~!
頂上はもう無理だが12:00を目途に行けるとこまで行ってみよう。
ここまで来ても沢すじには穴ボコが開いている。どんだけ雪不足だ?
昨晩、平湯では吹雪の様相だったのでパウダーを期待していたが、山ではあまり降ってないようだ。
12:00 お約束の時間になってしまったので今日はここまで。
板を組立て下りることにした。
12:40 スノボ開始。吹き溜まりでは少し浮遊感があるものの物足りない。
迷わないようにラッセル跡を見ながら慎重に下りて行く。
14:00 大滝川渡河。しばらくは板を片手に歩き、平坦になったら板を履く。
ふ~!ここまで来たらもう安心。一服しよう。
あとは板を脱ぐことなくキャンプ場までまっしぐらだ。
平坦な所はストックで漕ぐ。
進み出したら快適なツリーランでここが一番気持ち良かった。
あっという間に最初の急登の上。この沢は上部が気持ちいい。
沢すじを滑るか、登ってきた尾根を行こうか迷ったが安全を見て尾根を行くことにした。
滑ろうとした時、足元の笹に板が引っかかった。
あっ!という間もなく胸から斜面に倒れ込んだまま猛スピードで斜面を落ちて行く。
近くの木を掴もうとしたが腕が短かった。このまま行ったら頭から木に衝突だ。
なす術もなく落ちて行く。
何かの衝撃で一回転して足が下になりエッジで雪をとらえた。
今度は背中で落ちて行く。
落ちながらも前方を見ると木がどんどん近づいてきて足に衝撃があり停止・・・。
静寂の中、僕の荒い吐息だけが聞こえた。
手足を動かしてみると無事だった。上方を見上げると50mくらいは落ちただろうか。
それにしても腹で滑るのはすごいスピードだ。何もできなかった。
木への衝突もなく。止まった時は板で木を蹴るようにして停止した。
運が良かったとしか言いようがない。
10分くらいは休んだだろうか。
下まで10mくらいあるが、足が震える。
治まるのを待ってストックを見ると、あれ?ストックが増えてる。
長年愛用したストックが真ん中で折れてました。
15:00 平湯キャンプ場。
車に戻り片付けを済ませるとあんき屋さんで家族へのお土産を買って帰りました。
滑落中、ウイペッドのことは全く気付かなかった。これでは持っててもいざという時に使えない。
ヘルメットをしていないのも危険だ。
もし、1回転せずに腹ばいのまま頭から落ちていたら、木に衝突して無事ではなかっただろう。
山は行けば行くほど怖さを思い知る。
赤・・・登り 青・・・下り
4月になったら白山東面に挑戦しようと思っていましたが、とんでもない感じですね。
今年から片手のみウィペットに変更したのですが、全く思い出しませんでした。本当に何もできなかったのは反省です。
今年は雪不足で標高が高いところじゃないと厳しいです。
四ツ岳、自分にとっては難易度高いです。
最初に現れる急斜面は登る時も滑る時も緊張します。
しかし、今シーズンは雪が少ないので、普段のシーズンより、難易度が上がりリスクも高いので、行先も、経験のない場所は尻込みします。
お互い、安全第一で楽しみましょう。
取付の雪不足は今後降雪がなかったら時間の問題で無くなりますね(*^^*)今年はどこの山が雪があるかリサーチして行かないと計画倒れになりそうで難しそうです~
登る時と、滑る時のストックは違うのを使っているのですか?ウィペット不意に転んで使うのは難しいと思いますが転んで3秒で止めないと氷化して木が無いとこはどこまで落ちて行きますよ。
今週3月の定例山へ行く予定ですが、どこ行くか?悩みますね~