「野菜ソムリエの美味しい経営学」
これからの食産業に求められるもの⇒マーケッティング
マーケッティングの定義を次のように考える⇒安定的な利益を生み出す仕組みづくり
商品カテゴリーを3分野に分けて考える。
分野 シェア コーヒーショップ例 特徴
①ラグジャりー 0~1% ホテル 歴史、希少性、ブランド力
②スペシャリティ 20~30% スターバックス 指名買い、わけあり
③コモリティ 70~80% ドトール 価格、企画で動く
コーヒーショップを例に挙げると、①、②、③、の原料コストの差は殆どないかも知れない。
それらの違いは、トータルロイヤリティの差⇒ファンの存在の差。
業界で、もっとも安価な原料コストが維持できると思えば、③でも良いが・・・・・・。
これからの日本の食⇒
高度の進化を遂げた文化を持つ社会では、スペシャリティが重要と成る。
これからのお店⇒
自分の店は、①、②、③、のどのポジションにあるのか?
お客様からどのポジションにあると思われているのか?
店で働いている人はどう思っているのか?
自分はどうありたいのか?
⇒そのための店舗のあり方はどうなのか?
差別化・こだわり・わけあり、どうすればこれらが機能するのか?
⇒情報伝達:目的はお客様に伝えること、だが社内でどの程度伝わっているか?
数値化した情報は伝わりやすいが、ポップ、セルフサービスでは難しい!
⇒第三者性:そうだよね、と納得してもらうことが出来ているか?
消費者が賢くなり、プロモーションに乗らなくなった。
無意識の内売らんがためのプロモーション=広告が効かなくなった。
これからの食生活のキーワード:
20世紀⇒胃袋を満たす。
21世紀⇒心を満たす。
心を満たす食産業⇒参加型コミュニティ⇒双方向の情報交換
例えば:
・農家の思い⇒質問⇒会話⇒感想⇒参加 多方向・多次元のコミュニケーション
・認められたい⇒役立ちたい⇒社会との接点=自分が考えたレシピを食べた人との交流
安全と安心
・「安全」は100%確保できるか⇒現在の社会では困難!
・「安心」は100%確保できるか⇒信頼という形で可能性は生まれる!
福井氏の講演を以上のように受け取った。
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