いつものバス停で事件が起きた。
小鳥の後をカラスが追っかけてきて、小鳥はすばやく防音フェンスの柱のくぼみに隠れた。
カラスはフェンスの上に停まって周囲をキョロキョロしながら懸命に小鳥を探している。
此処では危ないと考えたのか、隙を見て下の草むらに隠れた。
カラスは気付かない、しかし段々下の方を気にし始める。
時間が刻一刻と過ぎてゆく、小鳥が入った草むらはビクッともしない、全く動かない。
両者辛抱強く同じ形を保っているように感じる。
私が育った田舎なら「この野郎」といって、カラスに石でも投げつける所であるが、石もないし、また人が多いバス停であり、カラスの復習が他人に及ぶ様でも困るし、結局黙ってみているしかなかった。
その内、バスが来て人々が乗って、バス停に人が居なくなると、カラスが路上に下りてきた。
小鳥は飛び立たない、下りた所に未だ居るのかそれとも既に根元を這って別の所に逃れたか解らない。
どうか無事で居て欲しいと祈りつつバスはその場を離れていった。
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