雨の七夕。
しちせき、と書いてたなばたと読ませるのは、中国から牽牛織女の伝説が伝わるより前に、この国にあった、風習からだという。
盂蘭盆会まぢかになると、機織り女が、帰ってくる祖先のために機を織り、棚に捧げおいた。
たなばたの”はた”は、機織の機なのだという。
渡来の伝説に登場するのも、機を織るヒロイン、いつか、両者が織り上げられて一つになった。
生活の中で、そのときのために特別なものづくりをする。
愛し合いすぎた牽牛と織女は、特別な日のために、日々、働く。
生活の中にあるものを、作る。
そこにも、生活のためのもの作りをする人がいる。
ある日、メールが届いた。
七夕の今日から始まる展示会の案内だ。
この度開催する“LIVE LOVE LABO展”は静岡の作り手が提案するもので、
大量生産の流通とは違うものつくりを中心に、他ではなかなか出会えない商品を提案するものです。
また今回は単体の商品だけを見ていただくにとどまらず
家具と陶芸、家具とフラワー、陶芸とフラワー、家具と銅版画また家具と陶芸とフラワーと銅版画、
さらには人と人の出会い(作者と来場者)によって心地良い住まいづくりのお手伝いをするのを目的としています。
それは我々が「心地良い」と感じるのはただひとつの製品によって作り出されるものでは無く
「物」「人」「事」などいろんなことが相まって感じるものだと考えているからです。
また今回の展示会では静岡特有の材料を使った作品(椅子、お箸、ペン、コップ)があったり、
地産地消的な顔の見える流通にこだわった作品、有効利用(端材)を積極的に作品にしたものなどがあります。
これは大量生産の生産方式では商品にも流通にも載り難いものでしょう。
我々だからできるものづくりを皆さんに伝えたい、感じていただきたい、そして使ってもらいたいと考えます。
そこには物を物としてだけでなくストーリーが加わった物つくりがあります。
物の価値を表面だけではなくその中身、裏側、背景、にまで求めてもらいたい。
そんな思いが込められています。
愛着を持って生活を共にできる財産を提供したいという思いを込めて展示会を開催いたします。
参加者は静岡で活動している、デザイナー、家具職人、陶芸家、フラワーアーティスト、銅板画家など11名です。
送ってくれたのは、以前番組にも出演していただいた野木村敦史さん。
http://blog.goo.ne.jp/j-tenten/e/4151629003e01615a0e472c2f1997ad5
彼のやることなら、オモシロそうだ。
一体どんな世界を見せてくれるだろう。
そこに何かがあることで、自分のたたずまいが変わることがある。
そんなものに出会えるかも知れない。
Live Love Labo展
◆松坂屋静岡店 北館7階 カトレアサロン
◆7/7(水) ~ 20(火) 10:00~19:30 *最終日は16:00まで
◆出展者は 家具、陶芸、フラワー、銅板画など11名のつくり手が参加しています。
展示は単体で物を並べるだけではなく、なるべく使うシーンが見えるように展示します。
また土日にはワークショップを開催します。
お箸つくり、スツールづくり、名前を家具に彫刻したりと物つくりの体験ができます。
◎野木村 敦史 / ATSUSHI NOGIMURA インテリアデザイナー、構造エンジニア、家具職人 デザインチャンネル
http://www.design-channel.jp/member/170/
◎デザイナー野木村 ディークル
http://www.d-kuru.com/page/3
◎スパイラルスタッキングスツール/野木村敦史 デザイナーズ家具ショップ
http://www.rigna.com/detail.3980.html
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