台風9号が来たので、非資格気象予報士の天気のコメントを差し替える。
非資格気象予報士は、アナウンスメントを受け持ち、ダンスをし、打楽器を打ち鳴らし、歌う。
歌う派遣社員は、そのステージで歌をサポートする。
進行は、雪かき役も兼務する。
8回目を迎えた「マイコンサート」の場面を、これでイメージできるだろうか。
本番は、9月9日日曜日に迫っている。
大詰めも大詰めだ。
出演者全員が主役で、出演者全員がサポートする。
だから、ourではなくmyコンサートなのだと、師匠の大島優美子さん。
マイコンサートのために集まったメンバーで、マイコンサートの進行に合わせたレッスンを積み、
その過程でステージの進行を作り出し、手を加え、熟成させ、育て上げて完成させる。
歌のレッスンに集まる人々が、発表会として組むプログラムとは、発想も順序も違う。
楽曲の用意はある。
5分ほど発声練習をしたら、まずは、歌詞を読む。
詩の意味と向き合う。
毎回、3曲ずつくらいを重ねてゆく。
進行の合間に演出のアイディアを挟みいれる。
楽曲を編曲する。リズム変化を取り入れる。お芝居の要素でアクセントをつける。
ジュークボックス・ミュージカルの如く。
師匠の提案に、却下もあり、参加者からの提案が膨らむこともある。
学生から社会人まで、全員が”自分の”コンサートを”皆で”作り上げる。
自分のコンサートなのだから、アイディアはどんどん出すし、やってみて違和感を覚えるものには否定も出る。
マイコンサートは、それ自体が生き物のように、皆がそれを構成する細胞の様に存在し、
どこを切り取っても全てが内在され、見る角度によって姿の違うホログラムのように織り込まれてゆく。
だから、1回のマイコンサートに練習を14ヶ月、そして10年で8回目のコンサート。
毎週水曜の夜は、マイコンサート作り。
三々五々集まるメンバーが、自分の表現を作り上げてゆく。
今回は、第1部が「歌う気象予報士」、第2部は林光さん作曲の歌を集めて「いっそ恋歌」と名づけられた。
それぞれの人生が、味わいを輝かせる。
集まり、歌詩から読み込み、舞台進行に従ってカラダに馴染ませた楽曲を、
最後の最後に来て、一つ舞台に向かうストーリーの中に絡ませると、全員がスパンと揃うのだ、と大島さん。
各自が自己表現を極めようと、おのおのを向いてきたからこそ、
それぞれの光りを持ち寄った、美しいプリズムが反射しあうのか。
歌のコンサート、というよりは、自己表現の花束のようなコンサート。
プロセスワークやカウンセリングにも似て、その時間は、出演者と観客にとり、浄化作用があるのではないかと思えてきた。
祭り、でもある。
~こころは素足~
8回目のマイコンサートに付けられている副題だ。
「マイコンサート 8th」は9月9日の日曜日、午後6時開場し6時40分の開演。。。。
大島さん、何故6時30分ではないの、と問うと、なんだか、せわしないからという答えが帰ってきた。
だからこの人は面白い。
6時40分開演とか、7時10分開演とかにしてしまうのだ。
ま、そうすれば、6時半に間に合いそうだけれど。
ちなみに、開演時間の設定のためか、始まり時間が押すとはないのだそうだ。
ふむ。。。。。
会場は、静岡市静岡市葵区追手町のアゴラ静岡8階 、しずぎんユーフォニア。
「前売り=\1,300 当日=\1,500 学割有ります」とのこと。
詳細は、下記にて。
http://www.geocities.jp/fankyjuice/sche.html#20070909
〇大島優美子
http://www.geocities.jp/fankyjuice/index.html
この人は、渋さ知らズノメンバーとして、いま欧州ツアー中のサックス奏者、佐藤帆のママ。
〇ゲストピアニスト、田中信正
http://www.dolphy-jazzspot.com/tanaka_nobumasa.html
当日は、ソロプレイも2曲予定。
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